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グリア・ガースン

Greer Garson
概要

生年月日:1904年9月29日 イギリス(イングランド)のロンドン東部

没年月日:1996年4月6日(享年91才:アメリカ テキサス州ダラス)

代表作:

チップス先生さようなら」(共演ロバート・ドーナット、監督サム・ウッド)

高慢と偏見」(共演ローレンス・オリヴィエ、監督ロバート・Z・レナード)

ミニヴァー夫人」(共演ウォルター・ピジョン、監督ウィリアム・ワイラー)

心の旅路」(共演:ロナルド・コールマン、監督:マーヴィン・ルロイ)

キュリー夫人」(共演:ウォルター・ピジョン、監督:マーヴィン・ルロイ)

受賞歴:

​・アカデミー賞 主演女優賞「ミニヴァー夫人」(ノミネート計7回!5年連続)

・ゴールデングローブ賞 主演女優賞「ルーズベルト物語

結婚歴:

・イギリスの公務員で後に著名な裁判官になった男性(1933~1943:離婚)

・「ミニヴァー夫人」で息子役を演じた俳優(1943~1947:離婚)

・テキサスの石油業の億万長者(1949~1987:夫が亡くなり死別)

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出演した映画作品すべてを傑作に変えてしまう器の大きな女優
 

オーナーの一言

イギリス生まれのハリウッド女優グリア・ガースンについて、あなたはどんなイメージを持ってますか?

私がグリア・ガースンについて驚くのは、彼女の出演作品のほぼ全てが大好きな映画作品だということです!個人的に、グリア・ガースンは本当に出演作品に恵まれた女優だったなぁと思います。

そして、その作品の中では、芯の強い女性役や、献身的で信頼できる妻、そして揺らがない信念を持った女性といった役を数多く演じた女優です☆

強い女性を演じたにもかからず、なぜか、いつも彼女の存在は作品全体に暖かい気持ちや大きな愛を感じさせてもくれる、そんな器の大きな女優でもありました。

そう考えてみると、作品に恵まれたというよりも、彼女の存在そのものが作品を魅力的なものに変えてしまうのではないかなとさえ思えてきますね♪

生涯で、アカデミー賞 主演女優賞に7回もノミネートされ、うち5回は5連続ノミネートというベティ・デイヴィスに並ぶ記録を打ち立てたのも、うなずけます!(ちなみに、俳優のウォルター・ピジョンとは8回も共演した名コンビでした)

芯が強くて、でも母性にあふれている感じから、個人的には現代で言えばケイト・ウィンスレットがグリア・ガースンの雰囲気に似ているように感じます。

なお、グリア・ガースンはアメリカ映画協会(AFI)が選出した「映画スター ベスト100」にランクインしていないんですよね。これだけの実績を遺していながら、信じられません。。。なぜでしょう??不思議です。
(ちなみに、1位はキャサリン・ヘプバーン、2位はベティ・デイヴィス、3位はオードリー・ヘプバーン)

ほぼ全出演作品リスト

ほぼ全出演作一覧

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1939年(35才の年) 映画「チップス先生さようなら」(監督:サム・ウッド、共演:ロバート・ドーナット、ポール・ヘンリード)
1939年(35才の年) 映画「Remember?」(監督:ノーマン・Z・マクロード、共演:ロバート・テイラー、リュー・エアーズ)
1940年(36才の年) ドキュメンタリー短編「The Miracle of Sound」(監督ダグラス・シアラー、共演ジャネット・マクドナルド)
1940年(36才の年) 映画「高慢と偏見 (Pride and Prejudice)」(監督:ロバート・Z・レナード、共演:ローレンス・オリヴィエ)
1941年(37才の年) 映画「塵に咲く花 (Blossoms in the Dust)」(監督:マーヴィン・ルロイ、共演:ウォルター・ピジョン)
1941年(37才の年) 映画「When Ladies Meet」(ロバート・Z・レナード監督、ジョーン・クロフォード、ロバート・テイラー)
1942年(38才の年) 映画「ミニヴァー夫人 (Mrs. Miniver)」(ウィリアム・ワイラー、ウォルター・ピジョン、テレサ・ライト)
1942年(38才の年) 映画「心の旅路 (Random Harvest)」(マーヴィン・ルロイ監督、ロナルド・コールマン)
1943年(39才の年) 映画「キュリー夫人 (Madame Curie)」(マーヴィン・ルロイ監督、ウォルター・ピジョン)
1943年(39才の年) 映画「The Youngest Profession」(カメオ出演:エドワード・バゼル監督、ヴァージニア・ウェイダー)
1944年(40才の年) 映画「パーキントン夫人 (Mrs. Parkington)」(テイ・ガーネット監督、ウォルター・ピジョン)
1945年(41才の年) 映画「愛の決断 (The Valley of Decision)」(テイ・ガーネット監督、グレゴリー・ペック)
1945年(41才の年) 映画「冒険 (Adventure)」(ヴィクター・フレミング監督、クラーク・ゲーブル)
1947年(43才の年) 映画「Desire Me」(監督複数のためノンクレジット、ロバート・ミッチャム)
1948年(44才の年) 映画「奥様武勇伝(Julia Misbehaves)」ジャック・コンウェイ, ウォルター・ピジョンエリザベス・テイラー
1949年(45才の年) 映画「フォーサイト家の女 (That Forsyte Woman)」(エロール・フリン、ウォルター・ピジョン)
1950年(46才の年) 映画「The Miniver Story」(ヘンリー・C・ポッター監督、ウォルター・ピジョン)
1951年(47才の年) 映画「
The Law and the Lady」(エドウィン・H・ノッフ監督、フェルナンド・ラマス)
1953年(49才の年) 映画「Scandal at Scourie」(ジーン・ネグレスコ監督、ウォルター・ピジョン)
1953年(49才の年) 映画「ジュリアス・シーザー (Julius Caesar)」ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督、マーロン・ブランド
1954年(50才の年) 映画「Her Twelve Men」(ロバート・Z・レナード監督、ロバート・ライアン、バリー・サリヴァン)
1955年(51才の年) 映画「荒野の貴婦人 (Strange Lady in Town)」(マーヴィン・ルロイ監督、ダナ・アンドリュース)
1956年(52才の年) TV映画「The Little Foxes」(ジョージ・シェーファー製作、フランチョット・トーン)
1958年(54才の年) 
ブロードウェイ舞台メイム叔母さん(Auntie Mame)(ロザリンド・ラッセルの代役として出演)
1960年(56才の年) 映画「ルーズベルト物語 (Sunrise at Campobello)」ヴィンセント・J・ドナヒュー監督、ラルフ・ベラミー
1960年(56才の年) 映画「Pepe」(カメオ出演:ジョージ・シドニー監督、カンティンフラス)
1960年(56才の年) TV映画「Captain Brassbound's Conversion」(ジョージ・シェーファー監督、クリストファー・プラマー)
1966年(62才の年) 映画「歌え!ドミニク (The Singing Nun)」(ヘンリー・コスター監督、デビー・レイノルズほか)
1967年(63才の年) 映画「最高にしあわせ (The Happiest Millionaire)」(ノーマン・トーカー監督、フレッド・マクマレイ)
1968年(64才の年) TVアニメ「The Little Drummer Boy」(ナレーション)
1976年(72才の年) TVアニメ「The Little Drummer Boy, Book II」(ナレーション)
1978年(74才の年) TVミニシリーズ「若草物語 (Little Women)」(メレディス・バクスター、ドロシー・マクガイア)

 
オーナー厳選作品

 
 
オーナー厳選作品のご紹介

 

グリア・ガースン出演映画の中から、当サイトのオーナーがオススメする作品を、何本かご紹介します☆

まずは、映画「心の旅路 (Random Harvest)」(1942)です!

グリア・ガースンが38才の年に公開された作品。

アカデミー作品賞にノミネートされましたが、残念ながら受賞は逃しています。

ただし、アメリカ映画協会が選出した「情熱的な映画ベスト100」では、36位にランクインしています。

監督は、映画「哀愁」や「若草物語」などで知られるマーヴィン・ルロイで、共演は、映画「失はれた地平線」や「二重生活」で知られるオスカー俳優ロナルド・コールマンです

この映画、大好きなんですよね~!メロドラマが好きな方は特にハマると思いますよ(笑)

あまり説明しちゃうとネタバレになってしまうので避けますが、グリア・ガースンが芯の強い女性を演じていて思わず拍手したくなっちゃうシーンがたくさんありました♪そんな映画です。

ちなみに、ちょこっと内容は変えていますが、記憶喪失をテーマにした1991年のハリウッド映画で、ハリソン・フォードとアネット・ベニング主演の「​心の旅」という映画も大好きな作品の1本です☆

映画「心の旅路 (Random Harvest)」(1942)の原作は、「チップス先生さようなら」や「失われた地平線」などで有名なイングランドの人気作家ジェームズ・ヒルトンの小説になります。

ちなみに本作は2022年7月現在、アマゾンのプライム・ビデオで視聴できるようです。プライム会員は無料で観放題です。私もプライムビデオで観ましたよ☆

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2作目は、1939年(35才の年) の映画チップス先生さようならです

なんと、グリア・ガースンの映画デビュー作品で、かつ代表作の1本という作品になります☆

監督は、映画「誰が為に鐘は鳴る」や「打撃王」などで知られるサム・ウッド

共演は、ヒッチコック映画「三十九夜」や「城砦」などで有名なイギリス人俳優で、本作でアカデミー主演男優賞を受賞したロバート・ドーナット

そして、映画「カサブランカ」や「情熱の航路」「愛の調べ」などで知られるポール・ヘンリードなどです。

もう名画中の名画ですよね~!主演のロバート・ドーナットの演技はもちろんのこと、グリア・ガースンも最高です。ああ、こんな女性が人生で一緒にいてくれたら、毎日楽しく暮らせるだろうなと思わせてくれる希望の女性的存在として存在感を出しています。

グリア・ガースンを観ると、いつも元気や勇気をもらえるから大好きです♪

​1969年には、ピーター・オトゥール主演でリメイクされ、その後もテレビ映画など、何度もリメイクされている名画です。

ちなみに本作は2022年7月現在、アマゾンのプライム・ビデオで視聴できました。プライム会員は無料で観放題です。私もプライムビデオで観ましたよ☆

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オススメ3作目は1942年(38才の年)映画「ミニヴァー夫人 (Mrs. Miniver)」です!

グリア・ガースンは、この作品でアカデミー主演女優賞を受賞しました☆

 

また、作品自体も、作品賞、監督賞など合計6部門を制覇した名作です!

監督は、映画「ローマの休日」や「ベン・ハー」「我等の生涯の最良の年」などで有名なウィリアム・ワイラーです。

共演者は、グリア・ガースンとは名コンビとして8本もの作品で共演した俳優のウォルター・ピジョン。

そして、映画「偽りの花園」や「打撃王」「我等の生涯の最良の年」などで有名な女優テレサ・ライトなどです。テレサ・ライトも本作でオスカーに輝き、助演女優賞を受賞しています。

​本作のグリア・ガースンも可愛らしくて、母性にあふれた、まさに良妻賢母な役を演じています。反戦的な要素や、人間ドラマ、恋愛など様々なドラマが盛り込まれている秀作です!

バラの品評会のシーンは、イギリスの人気海外ドラマ「ダウントン・アビー」にもオマージュとして出てきているのを観て、改めて本作の影響力の強さを実感しました♪

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オススメ3作目は1940年(36才の年)映画「高慢と偏見 (Pride and Prejudice)」です!

 

イギリスの人気女流作家ジェイン・オースティンの同名小説が原作の映画です。有名な名作で、何度もリメイクされています。

監督は、アカデミー作品賞を受賞した映画「巨星ジーグフェルド」を監督したことでも知られるロバート・Z・レナード。

共演は、映画「嵐ケ丘」や「美女ありき」への出演や、ヴィヴィアン・リーの夫としても有名なオスカー俳優ローレンス・オリヴィエです。

どのリメイク映画よりも、本作が一番好きです♪やっぱりグリア・ガースンの存在感やバランスのとれた魅力的な演技に癒され通しでした☆​

ちなみに本作は2022年7月現在、アマゾンのプライム・ビデオで視聴できました!プライム会員は無料で観放題です。私もプライムビデオで観ましたよ☆

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オススメ4作目は1941(37才の年) の映画「塵に咲く花 (Blossoms in the Dust)」です。

監督は映画「心の旅路」や「若草物語」などで知られるマーヴィン・ルロイで、共演はグリア・ガースンとは名コンビとして8作品も共演した俳優のウォルター・ピジョンです

こういう芯の強い女性を嫌味なく演じられるところが、グリア・ガースンのスゴイところですよね!痛快なストーリーでスカッとしますよ!個人的には映画「エリン・ブロコビッチ」を思い出しました♪オススメです。

ちなみに本作は2022年6月現在、アマゾンのプライム・ビデオで視聴できました。プライム会員は無料で観放題です。私もプライムビデオで観ましたよ☆

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このコーナーで紹介しきれなかった膨大な数の映画やTVドラマについては、下記にある予告編動画の紹介コーナーで探してみてくださいね!

ざっくり生い立ち

 

 

 

ざっくりと生い立ちをご紹介

1904年9月29日にイギリス ロンドンのマナーパークという地区で生まれました。

本名は、アイリーン・エヴリン・グリア・ガースンで、一人っ子です。

父親は、輸入業のビジネスマンという家庭で育ち、大学はロンドンのキングス・カレッジ・ロンドンで文学を学び、大学院はフランスのグルノーブル・アルプ大学で学んでいます。

また、女優を志していた時期には、勤務先だったイギリスの製造会社のマーケティング部の研究図書室長にも選ばれていたようです。リーバ・ブラザーズ社という会社らしいのですが、なんとこの会社には同僚にジョージ・サンダースが働いていたそうで、彼の自伝には、実はグリア・ガースンが俳優への道を示してくれたと書いてあるとのこと!

ジョージ・サンダースはロシア出身の俳優で、映画「イヴの総て」でアカデミー助演男優賞を受賞したオスカー俳優ですね。

1932年(28才の年)、初舞台で女優デビュー

グリア・ガースンがプロの女優としてデビューしたのは27才の時で、この年にイングランドにある劇場で舞台に出演してデビューしました。

また、1930年代にはテレビドラマなどにも出演しています。

1933年(29才の年)、結婚

9月28日に初めての結婚(生涯で3回結婚しています)。お相手は、イギリスの公務員で、後に著名な裁判官になった男性です。

この結婚は、1933年から1943年まで続きました。

 

1936年(32才の年)

脚本家のチャールズ・ベネットが書いた舞台「Page From a Diary」に出演。チャールズ・ベネットはアルフレッド・ヒッチコック監督の映画「海外特派員」などの脚本にも参加していることでしられています。

 

イギリスの俳優で脚本家、映画監督でもあり演出家でもあったノエル・カワードの舞台「Mademoiselle」に出演。

1937年(33才の年)、MGMと契約

TVドラマで、シェイクスピアの「十二夜」に出演。

この年の終わりごろに、新しいスターを探していた、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーの共同創始者の一人であるルイス・B・メイヤーに見出され、MGMと契約します。

1939年(35才の年)、「チップス先生さようなら」でいきなりアカデミー主演女優賞ノミネート!

映画「チップス先生さようなら」に映画初出演。

 

なんとグリア・ガースンは、映画デビューおよびハリウッドデビューが35才という遅咲きだったのですね!

しかも、この初出演の映画で、いきなりアカデミー主演女優賞にノミネートされます!

本作は大ヒットして、作品賞や監督賞など合計7部門にノミネートされ、主役を務めたロバート・ドーナットが主演男優賞を受賞しました。

ちなみに、この頃にグリア・ガーソンは、映画「風と共に去りぬ」のオーディションに落ちスカーレット役を逃しています。

1940年(36才の年)、「高慢と偏見」

映画「高慢と偏見」に出演して高い評価を得る。

イギリスの人気女流作家ジェイン・オースティン​の小説が原作で、監督は映画「巨星ジーグフェルド」で知られるロバート・Z・レナードで、共演は、シェイクスピア俳優として著名なイギリス人俳優ローレンス・オリヴィエです!

1941年(37才の年)、アカデミー主演女優賞ノミネート

映画「When Ladies Meet」に出演して、映画「グランドホテル」で有名な女優ジョーン・クロフォードと共演します。

監督は、映画「巨星ジーグフェルド」のロバート・Z・レナードで、共演者には他に、映画「哀愁」のロバート・テイラーや、「偽りの花園」や「極楽特急」などへの出演で知られるハーバート・マーシャルなどがいました。

この映画「When Ladies Meet」は、1933年にマーナ・ロイやアン・ハーディングが出演した同題映画のリメイクになります。

​1941年には、他にも映画塵に咲く花 (Blossoms in the Dust)」に出演して、アカデミー主演女優賞にノミネートされます!

ちなみにグリア・ガースンは、これを機に5年連続アカデミー主演女優賞ノミネートという快挙を成し遂げます。この記録は、2022年現在でもベティ・デイヴィスと並んで抜かれていないようです。

監督は、映画「心の旅路」で有名なマーヴィン・ルロイで、グリア・ガースンとは生涯で4作品でタッグを組んでいいます。(「塵に咲く花」「心の旅路」「キュリー夫人」「荒野の貴婦人」)

共演は、グリア・ガーソンと生涯で8回も共演した名コンビのウォルター・ピジョンです。本作は彼との記念すべき初めての共演作品です。

1942年(38才の年)、アカデミー主演女優賞を受賞!

映画「ミニヴァー夫人 (Mrs. Miniver)」に出演。この作品はグリア・ガーソンの代表作の1つとしても有名ですね。

本作はアカデミー作品賞、監督賞、助演女優賞に輝いたほか、​グリア・ガーソンは、本作でアカデミー主演女優賞を受賞しました!

受賞した際のスピーチはなんと5分半にもおよび、最も長かったスピーチとしてギネス記録に認定もされています。これをきっかけに、オスカー受賞式でのスピーチには時間制限が設けられたとのことです。

監督は映画「ローマの休日」や「ベン・ハー」などで知られる巨匠ウィリアム・ワイラーで、共演は、名コンビのウォルター・ピジョン、そして、まだデビュー2年目だった女優で「我等の生涯の最良の年」などで有名なテレサ・ライトなどです。

さらに同年、 映画「心の旅路 (Random Harvest)」へ出演します。

この作品は私の大好きな作品でもあります!

監督は前年の「塵に咲く花」でもタッグを組んだマーヴィン・ルロイで、共演は、映画「失はれた地平線」や「二重生活」などでも有名なロナルド・コールマンです。

原作は、「チップス先生さようなら」や「失われた地平線」などで有名なイングランドの人気作家ジェームズ・ヒルトンの小説になります。

ちなみに、ちょこっと内容は変えていますが、同じく記憶喪失をテーマにした1991年のハリウッド映画で、ハリソン・フォードとアネット・ベニング主演の「​心の旅」という映画も大好きな作品の1本です☆

1943年(39才の年)、2度目の結婚

映画「キュリー夫人 (Madame Curie)」に出演。

グリア・ガースンは本作で、放射線の研究でノーベル賞を2度も受賞したマリ・キュリーを演じています。原作は、キュリー夫人の娘さんが書いた伝記本なんだそうです。

監督は、映画「心の旅路」や「塵に咲く花」などでもタッグを組んだマーヴィン・ルロイ、共演は、おなじみ名コンビのウォルター・ピジョンとの3度目の共演です。

グリア・ガースンは、アカデミー賞 主演女優賞にノミネートされます。(3年連続、4回目のノミネート)

また、映画「The Youngest Profession」にカメオ出演もしています。ちなみに、この作品には名コンビ俳優のウォルター・ピジョンもカメオ出演しています。

そして、この年、最初の夫と正式に離婚して、2度目の結婚をします。

お相手は、なんとグリア・ガースンが主演した映画「ミニヴァー夫人」で、彼女が演じた女性の息子役を演じた俳優です!

​グリア・ガースンより12才年下になります。この結婚は、1943年から1947まで続きました。

1944年(40才の年)

映画「パーキントン夫人 (Mrs. Parkington)」に出演。

監督は、映画「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で知られるテイ・ガーネットで、共演は、名コンビの俳優ウォルター・ピジョンと4度目のタッグを組んでいます。

本作への出演で、グリア・ガースンは、アカデミー賞 主演女優賞にノミネートされました。(4年連続、5回目のノミネート)

1945年(41才の年)

映画愛の決断 (The Valley of Decision)」へ出演。

監督は再び、映画「パーキントン夫人」でタッグを組んだテイ・ガーネットで、共演は、まだ駆け出しだった「ローマの休日」で有名な俳優グレゴリー・ペックです!

こちらの作品でも、グリア・ガースンは、アカデミー賞 主演女優賞にノミネートされます。(5年連続!6回目のノミネート)

​5年連続アカデミー主演女優賞にノミネートされた女優としては、ベティ・デイヴィスと並んでトップタイの記録を保持しています。

そして、この年、映画「冒険 (Adventure)」へ出演して、人気映画スターで「風と共に去りぬ」などで知られるクラーク・ゲーブルと共演します!

監督は、映画「風と共に去りぬ」などで知られるヴィクター・フレミングです。

本作のキャッチフレーズとしては、クラーク・ゲーブルが、ちょうど第二次世界大戦の従軍から戻ってきたタイミングだったため、「ゲーブルが戻ってきた!そして、それを迎えるガースン」といったものだったようです。

1946年(42才の年)

翌年公開の映画「Desire Me」の撮影中に、背中を痛めるケガを負ってしまい、数日間の休養を医者から言い渡されます。

1947年(43才の年)

映画「Desire Me」に出演。監督が複数人入れ替わったため結局ノンクレジット、共演は、映画「過去を逃れて」や「帰らざる河」で知られる元プロボクサーのロバート・ミッチャム。

この年、2度目の離婚。約4年間の結婚生活にピリオド。

1948年(44才の年)

映画「奥様武勇伝(Julia Misbehaves)」に出演。

監督は、映画「ブーム・タウン」などで知られるジャック・コンウェイで、共演は名コンビのウォルター・ピジョン(5回目の共演)、そしてまだ16才の年だったエリザベス・テイラーなどが出演してヒットしました。

エリザベス・テイラーとグリア・ガースンは共演していたのですね!びっくり!

1949年(45才の年)

映画「フォーサイト家の女 (That Forsyte Woman)」に出演。

 

監督は、映画「セブンスベール」で知られるイギリスの映画監督コンプトン・ベネットで、共演はイケメン俳優エロール・フリンと、グリア・ガースンとは6度目の共演となる名コンビ俳優のウォルター・ピジョンなどです。

この年に3度目の結婚をします。お相手は、テキサスの石油業で億万長者になった男性。

 

この結婚は、1949年から1987年まで、夫が亡くなるまで続きました。

1950年(46才の年)

映画「The Miniver Story(ザ・ミニヴァー・ストーリー)」に出演。

1942年に公開された映画「ミニヴァー夫人」の続編となる作品です。監督は、舞台プロデューサーでもあったヘンリー・C・ポッターで、前作同様、共演は名コンビ俳優のウォルター・ピジョンと7度目のタッグを組んでいます。

1951年(47才の年)

映画「The Law and the Lady」に出演。監督はアメリカの脚本家でもあるエドウィン・H・ノッフで、共演はアルゼンチン俳優のフェルナンド・ラマスなどです。

この作品の原作は、イギリスの劇作家フレデリック・ロンズデールが書いた非常に人気のある戯曲「チェイニー夫人の最後」で、何度も映画化されています。

また、この年、グリア・ガースンはアメリカ国籍を取得しています。

1953年(49才の年)

映画「Scandal at Scourie」に出演。

監督は、映画「百万長者と結婚する方法」で有名なジーン・ネグレスコで、共演は、名コンビ俳優のウォルター・ピジョンと8度目最後のタッグを組んでいます。

また、映画「ジュリアス・シーザー (Julius Caesar)」にも出演。

監督は、映画「イヴの総て」で有名なジョーゼフ・L・マンキーウィッツで、共演は、映画「欲望という名の電車」や「ゴッドファーザー」などで有名なマーロン・ブランドです。

グリア・ガースンはマーロン・ブランドと共演していたのですね!びっくり!

​さらにこの年には、人気テレビクイズ番組の「What's My Line」にも出演しています。

1954年(50才の年)

MGM社との契約が期限切れをむかえます。この後は、2、3本程度にしか映画には出演していません。

1955年(51才の年)

映画「荒野の貴婦人 (Strange Lady in Town)」に出演。

監督は、映画「心の旅路」でもタッグを組んだマーヴィン・ルロイで、共演は、映画「我等の生涯の最良の年」で知られるダナ・アンドリュースです。

1956年(52才の年)

TV映画「The Little Foxes」に出演。この作品では、ジョーン・クロフォードの元夫のフランチョット・トーンと共演しています。

原作は、アメリカの劇作家リリアン・ヘルマンの同題戯曲で、1941年にはベティ・デイヴィス主演、ウィリアム・ワイラー監督作品として「偽りの花園」というタイトルで映画化もされています。

1957年(53才の年)

TVドラマ「パパは何でも知っている」のS4-8に本人役でゲスト出演。

1958年(54才の年)

ブロードウェイ舞台「メイム叔母さん」に、ロザリンド・ラッセルの代役として出演して好評を得ます。

また、この舞台出演のプロモーションのため、人気テレビクイズ番組の「What's My Line」にも出演しています。

1960年(56才の年)、ゴールデングローブ賞受賞!

映画「ルーズベルト物語 (Sunrise at Campobello)」へ出演。

共演は、同名の舞台劇でもルーズベルト役を演じた映画「ヒズ・ガール・フライデー」などでも有名なラルフ・ベラミーです。

こちらの作品でグリア・ガースンは、アカデミー賞 主演女優賞にノミネートされます。7回目のノミネートにして最後のノミネートとなりました。

また、ゴールデングローブ賞 主演女優賞を受賞しています。

​さらに、この年には、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに星を獲得しました☆

1966年(62才の年)

映画「歌え!ドミニク (The Singing Nun)に出演。

監督は、映画「ハーヴェイ」で知られるでヘンリー・コスター、共演は、映画「雨に唄えば」で知られ、キャリー・フィッシャーの母親としても有名なデビー・レイノルズや、映画「スタートレックII カーンの逆襲」やTVドラマ「ファンタジー・アイランド」などで知られるリカルド・モンタルバンです。

1967年(63才の年)

映画「最高にしあわせ (The Happiest Millionaire)」に出演。

監督は、ウォルト・ディズニーとタッグを組んで実写版のディズニー映画を数多く監督したノーマン・トーカーで、共演は、映画「深夜の告白」で知られるフレッド・マクマレイです。

この作品がグリア・ガースンの最後の映画出演となりました。

1968年(64才の年)

TVアニメ「The Little Drummer Boy」でナレーションを務めています。

1982年(78才の年)

TVシットコム「ラブ・ボート(The Love Boat)」S6-11へゲスト出演

「ラブ・ボート」はギャビン・マクラウド主演で、全シーズン10まで続いた人気シリーズです。

これがグリア・ガースンの最後のテレビ出演となりました。

1987年(83才の年)

約38年間 結婚していた3人目の夫が死去。

1987年(83才の年)

約38年間 結婚していた3人目の夫が死去。

1993年(89才の年)

イギリスの女王エリザベス2世から大英帝国勲章を授与される。

1996年(92才の年)

ダラス州の病院で晩年をすごし、心不全により4月6日に死去。享年91才でした。

後年、グリア・ガースンは慈善活動を行い、数億円単位の寄付を行い、大学に劇場を設立するなど積極的に社会と関わり続けました。

トリビア動画

 
 
 
トリビア動画

 

1961年に元米軍大佐を務め、映画プロデューサーでもあるウィリアム・L・ヘンドリックスへアカデミー名誉賞が授賞された際にプレゼンテイターを務めたグリア・ガースン(57才の年)↓

 

1965年のアカデミー賞授賞式でアカデミー衣裳デザイン賞のプレゼンターを務めるグリア・ガースン(61才の年)↓

 

1978年のアカデミー賞授賞式でアカデミー美術賞のプレゼンターを務めるグリア・ガースン(74才の年)↓

 

1952年のアカデミー賞授賞式で主演女優賞を受賞したヴィヴィアン・リーの代理として、受賞スピーチをするグリア・ガースン(48才の年)↓

 

映画「The Youngest Profession」に本人役でカメオ出演した際のグリア・ガースンの動画(39才の年)↓

 

映画「高慢と偏見」のワンシーン(36才の年)↓

 

映画「キュリー夫人」の一場面(39才の年)↓

 

映画「Desire Me」の一場面(42才の年)

 

映画「ルーズベルト物語」の一場面(56才の年)

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予告編 動画集

 

 

 

映画予告編動画

代表作を新しい作品順に並べています。全作品網羅ではないです。本国版の動画を多くしています。


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