About The Big Bang Theory!
海外ドラマ「ビッグバンセオリー」って何?
・制作国 :アメリカ
・メディア:テレビドラマ
・ジャンル:シチュエーション・コメディ
・原題 :The Big Bang Theory
・放送年 :2007~2019(9月~5月)
・放送局 :米CBS(Mediaページ参照)
・DVD流通:ワーナー(Mediaページ参照)
・動画配信:Amazon(Mediaページ参照)
・シーズン:全12シーズン
・放送時間:1話 約20分(30分番組)
・Season1 :17話
・Season2 :23話
・Season3 :23話
・S4~S12 :24話
・総計話数:279話(Episodeページ参照)
・企画製作:チャック・ロリー,ビル・プラディ
・キャスト:CASTページ参照
・受賞歴 :ゴールデングローブ1、エミー7他
公式Twitterアカウントより
邦題について
日本でのタイトル(邦題)は、オンライン配信のAmazonPrimeVideoと、DVD流通のワーナーで共に「ビッグバン★セオリー」という表記にしてます。
日本での放送は、スーパー!ドラマTVというスカパー!などで観られるチャンネルが、2009年から放送しました。アメリカ本国での放送が2007年9月からですから2年遅れての放送になります。その際の邦題は、なぜか「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」でした。ひどい・・・(汗)
シーズン12まで続いた超人気ドラマ!
「ビッグバンセオリー」は、なんと言ってもシーズン12まで続いたというのがスゴイ!歴代の作品でもシットコムでシーズン10を超えるものは、なかなか無いです。「アイ ラブ ルーシー」シリーズ、「チアーズ」、「マーフィー・ブラウン」、「フレイジャー」、「フレンズ」、「Two and a Half Men(ハーパーボーイズ)」、「モダン・ファミリー」くらいですかね。シットコム神8に見事、選抜されたという感じです(笑)
アメリカのTV業界は厳しくて、どんなに有名な俳優やクリエイターが製作した作品でも視聴率が悪ければ即打ち切りということもザラです。まして世界中のクリエイター達にとって憧れの舞台ですから、それはそれはすさまじい競争が繰り広げられています。そんな中で10年以上人気が衰えず、シーズン10を超えた作品であれば面白くないなんてことは、まずないと言ってよいでしょう。
さらにスゴイのは「ビッグバンセオリー」の企画・製作総指揮(Creator)を務めるチャック・ロアー(Chuck Lorre)という人は、なんと「Two and a Half Men(ハーパーボーイズ)」のクリエイターでもあるんですね!シーズン12まで続いたシットコムを2つも生み出している人です。ちなみにシーズン5まで続いたシットコム「ダーマ&グレッグ」もチャック・ロアーがクリエイターです。スゴすぎ・・・!覚えておくべき天才クリエイターの1人です。(チャック・ロアや、チャック・ローアという表記も)
「ビッグバンセオリー」シリーズ終了2年前の2017年からは、スピンオフ(派生ドラマシリーズ)として、シェルドンの子供時代を描いた「ヤング・シェルドン(原題:Young Sheldon)」もスタートしています。
「ヤング・シェルドン」も2019年12月現在、すでにシーズン4までの放送が決定いるという人気ぶりで、ゲストにはすでにイーロン・マスク(実業家。ペイパルやテスラ社の創業者)や、ジェイソン・アレクサンダー(「サインフェルド」)、リチャード・カインド(「スピンシティ」)など豪華なスターが登場☆さらに本家シェルドン役のジム・パーソンズも声の出演をしている他、エグゼクティブ・プロデューサー(製作総指揮者)としても参加しています。クリエイターはもちろんチャック・ロリー。ただし中心になっているのは「ビッグバンセオリー」に脚本家の1人として参加していたスティーブン・モラロというTVプロデューサーみたいです。
日本では2019年から、サブスクリプション型オンライン動画配信サイトのU-NEXTが独占配信しています♪観たい・・・!
「ヤングシェルドン」シーズン1予告編
ジム・パーソンズの受賞回数スゴくない?
当然「ビッグバンセオリー」の評価は高く、受賞歴としてはIMDbをみる限り70回以上、ノミネートは数百回にのぼっているようです。ここでは特に有名な下記2つの賞歴をご紹介。
●ゴールデングローブ賞(米)1回
主演の1人ジム・パーソンズが2011年(第68回)に<コメディ・ミュージカル部門 主演男優賞(Best Performance by an Actor in a Television Series - Comedy or Musical)>に輝いています。時期から考えてシーズン4の演技が評価されたのかな?
●エミー賞(米 プライムタイム・エミー賞)9回
2017、2016、2015、2014、2013、2011、2010年の7回も受賞しています。2017年はマルチカメラ編集賞(エピソード「The Holiday Summation」)、2016年もマルチカメラ編集賞(エピソード「The Opening Night Excitation」)、2015年もマルチカメラ編集賞(エピソード「The Comic Book Store Regeneration」)、2014年はジム・パーソンズの主演男優賞と、マルチカメラ編集賞(エピソード「The Cooper Extraction」)の2部門、2013年はジム・パーソンズの主演男優賞と、ゲストスターとして出演したコメディアンのボブ・ニューハートがゲスト男優賞、そしてシリーズ番組部門で技術監督/カメラワーク/ビデオ撮影賞を獲得しています。さらに2011年と2010年に両年ともジム・パーソンズが主演男優賞を受賞しています。ジム・パーソンズの演技どんだけ評価されてるんだ(笑)というくらい一人勝ちしてますね。
People's Choice Awards 2016受賞の様子
メインキャストは男4+女1?
もちろんメインキャストはジム・パーソンズだけでなく、CASTページで詳しく紹介していますが5人(男4人、女1人)います。さらにシーズン3あたりから、女性レギュラーが2人加わります。
ジム・パーソンズは、博士号(Ph)を持ちカリフォルニア工科大学で宇宙を研究している天才理論物理学者のシェルドンを演じています。
シェルドンのルームメイトは、やはりIQの高い実験物理学者レナード(ジョニー・ガレッキ演)で、2人がアニメ&ゲームオタクの仲間たちや、隣に住んでいる美人なのに売れない女優、兼ウェートレスのペニー(ケイリー・クオコ演)らとともに、恋に人生に奮闘する毎日を描いたドラマ。
笑えるのはもちろん、元気や勇気をくれる大好きなシットコムです♪
物語の舞台はカリフォルニア工科大学があるアメリカのカリフォルニア州パサデナという高級住宅街が舞台です。
地図でいうとこの辺↓「ハーパーボーイズ(Two and a Half Men)」の舞台マリブも近いですね(笑)
ちなみに初期の頃のシーズンでは、ペニー役のケイリー・クオコがセクシーすぎて、それだけでつい何話も観続けてしまいますよ(笑)あ、でも意外とシーズン3エピソード5から登場するバーナデットのほうが好きという方も多いかもしれませんね^^
あなたはどっち派?
豪華すぎるゲストスター達が多数登場
あとゲストスターとして1話限り、または数話だけ登場した俳優人がまた豪華なんです!こちらも詳しくはCASTページ、そしてEPISODEページで詳しく紹介していますが、ちょっとだけ挙げておくと、
・チャーリー・シーン(「ハーパーボーイズ(Two and a Half Men)」)
・クリストファー・ロイド(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」)
・サマー・グロー(「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」)
・ジョージ・タケイ(「スタートレック」)
・スタン・リー(「スパイダーマン」作者)
・イーロン・マスク(PayPal、テスラ、スペースX創業者)
・スティーブ・ウォズニアック(APPLE共同設立者)
・スティーブン・ホーキング(理論物理学者)
などなど、なかなかの顔ぶれでしょ?
あとゲストとして実際のNASAの元宇宙飛行士なんかも出演しています。その関係もあってか、なんと「ビッグバンセオリー」最終回(シーズン12の第24話)方法の際には、NASAの公式Twitterで応援ツイートがつぶやかれました。こんなシットコム他には知りません(笑)
早く全12シーズン観たい!
「ビッグバンセオリー」を日本で見るなら、2019年12月現在はサブスクリプション型(月額課金制サービス)オンライン動画配信サイトAmazonPrimeVideoでシーズン9まで、Huluでシーズン10まで、dTVでシーズン8まで視聴可能、DVDとブルーレイはシーズン5まで発売済みで、スカパー!などの有料放送、DLife(2020年に放送終了みたいですが)などでも数シーズン視聴可能です。
ただし全12シーズン見られるところは残念ながら、まだないようです。詳しくはMediaページを参考にしてくださいね。
トリビア(雑談)ページもあります♪
ちなみにTriviaページでは、ビッグバンセオリーに出てきたお酒やお菓子、日本のゲーム、有名な映画、そして英語についてなども解説・紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
全話コメントやります!
そしてEpisodeページでは、無謀にも全話について1話ずつ解説を入れていきます!少しずつ進めますが楽しみながらやってますので、よかったらこちらも読んでみてくださいね☆
※シットコムとは?(補足)
ところで、シットコムという言葉を知らない方のために一応、説明しておきますね。シットコムというのは、シチュエーション・コメディの略でアメリカのTVドラマのジャンルの1つです。
一番の特徴は、劇中に既に収録済みの観覧者の笑い声が入っていることですね。
日本で有名なシットコムは、「アイ・ラブ・ルーシー」、「奥様は魔女」、「フルハウス」、「フレンズ」あたりでしょうか。
あの、お客さんの「ワハハハハ」という声が、あらかじめ収録済みなドラマ形式のことです。
もっとも、最近では笑い声が入っていない作品もシットコムとよんでいるようで、IMDbやwikiを見ているとモキュメンタリー形式の「ザ・オフィス(アメリカ・リメイク版)」や「モダン・ファミリー」、あとは笑い声の入っていない「30ROCK」なんかもシットコムカテゴリーになっていますね。
ただ、考えてみれば当たり前で、観客の笑い声を入れているのはコメディ・ドラマだけでなく「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」シリーズなども同じですもんね。
ちなみに、日本で言えば、観客を入れての収録となると有名なザ・ドリフターズの「8時だョ!全員集合」や、三谷幸喜&香取信吾の「HR」、バカリズム&劇団ひとりの「ウレロ」シリーズなどがありますね♪
ただ、シットコムかどうかについては、正直、個人的には「ジャンル形式や定義なんかにこだわっているヒマがあったら1話観たほうがよっぽど有意義!」と考えています(笑)
たしか、夏目漱石が「世間では作家のことを○○派だとか、○○流だなどと、いかにも学術風に分類するのが流行っているようだけど、自分が何派に属するかもわからないし、興味がない」みたいなことを、「私の個人主義」か何かで書いていたと記憶しているのですが、まさにそういうことですよね。(間違ってたらゴメンナサイ「道楽と職業」の方だったかな?:汗)
シットコムの行動心理学テクニック
余談ですが、なぜあの録音笑い(ラフトラック:Laugh Track)を使っているかご存知ですか?古くからの文化的慣習で?盛り上がって見えそうだから?
そうではありません。アメリカのショービジネス界といえば世界中から天才達が集まるエンターテイメントのメッカです。激しい視聴率競争と厳しい経営判断の下、なんとか生き残りをかけて戦っている場所です。
そんなシビアな巨額マーケット市場で、なんとなくやっていることが1つでもあると思いますか?
とんでもない。あの笑い声は、マーケティングや行動心理学などをやられている方はご存知だと思いますが、有名な名著「影響力の武器」などに載っているとおり、実は世界中の大学や学術研究機関で研究されつくされた、視聴者を画面から離れないようにさせるためのテクニックの1つです。
「影響力の武器」著者のロバート・チャルディーニさんの分類法で言えば、「社会的証明」というテクニックになります。大勢の人がやっていることは正しいと反射的・無意識的に感じてしまうという人間の特性を利用しています。
笑い声があると、つい面白いと感じてしまうし、より長い時間笑うようになるという結果が出ているそうです。しかも、笑い声は本物の人間の笑い声でなくても効果があり、さらに昔、まだテレビがなかった頃などは、演劇場の観客席でワザと大声で笑うことを商売にしている人までいたそうです。
これはシットコムに限ったことではなく、映画でも「大声」「生死にかかわること」「セックス」シーンは、何分かに1度必ず入れるようにして観客を飽きさせないことということを鉄則にしている人もいるくらいなんだとか。
話がだいぶそれてしまいましたので戻しますね。。
シットコムのその他の特徴
シットコムの特徴としては他にも、毎回ほぼ同じセットの中で、ほぼ同じキャスト達が、基本的には観客のいるスタジオで、ドタバタ劇を収録している形式のコメディ・ドラマだとイメージして下さい。
名作映画「十二人の怒れる男」のコメディ版というイメージですね(笑)
厳密にはセットが変わったりゲストが登場したりもしますが、「ビッグバンセオリー」で言えば、だいたいレナードとシェルドンのシェアルームか、大学の学食か、ペニーの部屋などが多いです。
こんな感じです↓
そうそう、四方山話ばかりで恐縮ですが、実は海外ドラマ「名探偵モンク」という最高に面白い推理ドラマの中でも、シットコムの笑いの'間'を少々おちょくっている場面があり、すごく面白いです。ご存知ですか?
シーズン8 エピソード1「堕ちた偶像(Mr. Monk's Favorite Show)」です。この中に「ゆかいなクーパー家 」という架空のシットコムが登場します。(元ネタは実際に大ヒットした人気シットコム「ゆかいなブレディ家」です)
主人公が登場しただけでセリフもなく長時間、笑い声だけが聞こえているシーンを再現したり、パパは何でも知っている風なセリフや子役の実生活についてなど、強烈ですので、ぜひ見てみてください(笑)
このエピソードの深いところは、シットコムの主人公や家族愛たちを自分のリアルな心の支えにして生きている人達がアメリカにはいるということを描いている点です。
私も日本に住んでいながら、まさにその仲間の1人です。アメリカの人気シットコムは、好きな音楽を聴いた時と同様、人生を応援してくれるチアリーダーのような存在なんです。
そんなシットコムを、日本では、私が学生時代にはNHK教育テレビか民放の深夜枠で、吹替え版を見ることができました。
今なら衛星放送のWOWOWやスカパー!、またはサブスクリプション型のオンライン動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」「Huluフールー」「NetFlixネットフリックス」「U-NEXT」などで観ることができますね。
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