このページは「ビッグバンセオリー」シーズン1エピソード1の解説ページです。(全シーズン一覧表はこちら)
大人気シットコム「ビッグバンセオリー」記念すべき、第1話目(エピソード1)です。
実は「エピソード0」があった!?
実は、IMDbをみる限りでは第0話というアメリカ本土でも放送されなかったエピソードもあるみたいです。どいういうことなんだろう?一度、観客を入れてテストしてみたけど、あまりウケがよくなかったから脚本や基本設定を変更したということなんでしょうかね?
ちなみに、このエピソード0ではシェルダンとレナードが、ケイティという泥酔状態の女性が泊まる場所がないというので、介抱して家に連れてきたことから始まるお話。それと2人には、同じ科学者のギルダという女友達がいるという設定になっていたみたいです。
シェルドンは「フラッシュ」がお好き
さて、エピソード1は2007年9月24日にアメリカで初放送されました!シェルドンの服装は、フラッシュのTシャツですね。
いきなり話が逸れますが、そーいえば「フラッシュ」って映画になってるのかなと思って調べたら、2014年からテレビドラマがアメリカで製作されていて、日本でも放送されていました。2020年1月現在も続いているようで、シーズン5をCWが放送中です。日本では日テレで2016年にシーズン1のみ放送されていたようです。なかなかの人気!主演は、グラント・ガスティンという俳優で、海外ドラマ「Glee/グリー」でセバスチャン・スマイスという役を演じていた人です。
Episode! > シーズン1> エピソード1
ちなみに「フラッシュ」は、やはりDCコミックスでテレビドラマ(CW放送)にもなっている「ARROW/アロー」に数話登場していて、そこからのスピンオフ作品という位置づけでもあるそうです。この「ARROW/アロー」も人気で2012年から放送スタートして2020年現在シーズン8を放送中とのことです。
実は「フラッシュ」は、2020年以降に映画版の作製も決定しています。ただし、映画版でフラッシュを演じるのは、映画「ジャスティス・リーグ」「スーサイド・スクワッド 」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」などでフラッシュ役を演じてきた、エズラ・ミラーという映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズに出演している俳優さんになる予定だとか。ややこしい…。
それにしても、映画はマーベルが目立っていますが、TVドラマシリーズはDCコミックスがだいぶリードしている感じですね。いつかDCコミックスのヒーローとマーベルのヒーローが共演する映画とか製作されそうな予感(笑)
アメコミは、DCコミックスとマーベル・コミックが2強
参考までに、アメリカン・コミック(略してアメコミ)は、「DCコミックス」と「マーベル・コミック」の2つが最大手ですが、違いは以下の通りです。
<DCコミックス>
・スーパーマン
・バットマン
・ワンダーウーマン
・ザ・フラッシュ
・グリーンアロー
・キャットウーマン
・ウォッチメン
・リーンランタン
<マーベル・コミック>
・ハルク
・キャプテン・アメリカ
・X-MEN
・スパイダーマン
・キャプテン・マーベル
・デッドプール
・アイアンマン
・マイティ・ソー
・ファンタスティック・フォー
・ゴーストライダー
最初の話題は2重スリット実験
放送スタート記念すべき最初のセリフは、シェルドンとレナードが量子論の有名な「二重スリット実験」についてでした。
「二重スリット実験」とは、わかりやすく言うと光は波動でもあり粒子でもあるということがわかった実験だったのですが、これをわかりやすく説明してくれている動画ありますので、興味のある方はどうぞ♪
この動画では、量子論をさらに応用して、私たちが今存在している世界は実はバーチャルリアリティの中なのではないかという説についても説明してくれていてとっても面白いですよ♪
超ひも理論
あともう1つオマケで、シェルドンが研究している超ひも理論についてもわかりやすく説明してくれている動画がありますので興味のある方は見てみてくださいね↓
シェルドンは他にも、「ボルン・オッペンハイマー近似」というものもペニーに伝えていますが、こちらは難しいので飛ばします(笑)ただし、その返しとしてペニーはシェルドンを「ビューティフル・マインド」の人みたいといいますが、こちらはおえておきましょう。映画「ビューティフル・マインド」は、ラッセル・クロウ主演、ロン・ハワード監督で製作された2001年のアメリカ映画で、ノーベル経済学賞受賞受賞の実在した天才数学者の半生を描いた、事実に基づいた映画です。この映画、アカデミー作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞を受賞しているんですね。
あと、クリンゴン語ですね・・・これは、「スタートレック」シリーズに登場するクリンゴン人という宇宙人が使用する架空の言語です。はじめは劇中で使用するために数個の単語しか作られていなかったのですが、途中からアメリカの言語学者が本当に人口言語として発展させてしまったため、なんとクリンゴン語を学べるコースや学会まであります。
レナードの知性を現す会話
2重スリット実験に続いて、今度はレナードが精子バンクの受付の女性に解いているクロスワードパズルの答えは、「MCM」と「ポルトープランス」だと指摘します。なんのこっちゃとなりましたが、MCMはドイツで設立された革製の高級品ブランドみたいです。検索するとグッチやルイヴィトンと並んで紹介されていますので、結構なハイブランドですね。
一方ポルトープランスはというと、ハイチ共和国の首都名です。ハイチはアメリカのずっと下のキューバとかドミニカ共和国の近くの国です。さらにレナードがこの答えを導きだした理由は、「パパ・ドクの国の首都」という問題だったから、とサラッと答えていますが、パパ・ドクは、フランソワ・デュヴァリエというハイチの政治家で医者だった男性の愛称だそうです。どんだけ難しいクロスパズルだよ!とツッコミたくなりますね(笑)ちなみに、このエピソードでレナードがシェルドンに「2人合わせてIQ360」と言っています。
お部屋の番号
ペニーが初々しいですね。4Aがシェルドンとレナードの部屋で、ペニーは4Bです。おそらく4階なんでしょうね。ちなみに、シェルドンたちの部屋のインテリアと間取りを図解で説明してくれている「イエマガ」さんという面白いサイトがありますよ^^
それにしても、たくさんの小物がおいてありますよね。DNAの2重螺旋構造モデルやホワイトボード、元素周期表 シャワーカーテン 、恐竜のオモチャにロケットの置物まで・・・この辺りは新しい発見があり次第トリビアページでご紹介していきますね☆
ゲストについて
第1話では、ペニーの元カレからテレビを取り戻すというお話ですが、筋肉ムキムキの元カレは、ブライアン・パトリック・ウェイド俳優で、「エージェント・オブ・シールド(S2,3)」や「メンタリスト(S6)」「アレステッド・ディベロップメント/ブル~ス一家は大暴走!(S4)」「NCIS(S3)」などにもゲスト出演しています。
さらに、精子バンクの受付の女性はヴァーニー・ワトソン=ジョンソンという女優さんで、ブルース・ウィリス主演のディズニー映画「キッド」(2000)や、映画1963年から続いている(なんと2020年現在シーズン57!)TVドラマ「ジェネラル・ホスピタル」にも数年間出演していたベテランです。
ストーリーについて
第1話では、主要キャラクターの紹介的な要素が強いながらも、可笑しいし、頑張ってる姿がほほえましいし、元カレからの仕打ちにもめげずに前進する姿に思わず応援したくなってしまう気持ちにさせてくれるところは流石ですよね~!シットコムは主人公が優れた頭脳であっても、スーパーヒーローではないところがつい自分と重ねてしまったり、友達みたいに身近に感じさせてくれるので好きな所です。元気と勇気をくれますよね!
オープニング曲のPV映像でバンドとキャストが競演
紀元前10億年前(1 Billion Years BC )からスタートしている「ビッグバンセオリー」オープニング曲のPV映像らしき動画や、内容についてはトリビアページに挙げておきますね♪
シェルドンの豆知識
階段の1段の高さが2ミリ違うだけで人間はつまづいてしまうらしいです。
気になった英語表現
精子バンクの受付女性との会話で、気になった表現をいくつかピックアップしますね。
よく聴く表現や、管理人がつい最近覚えたので劇中で聴けて嬉しかったというだけの表現もあります(笑)
<受付の女性:>
Fill these out.(こちらに記入して下さい)
Fill in だと必要な箇所だけ記入するニュアンスで、今回のようにFill outだと全ての質問に答えてねというニュアンスになるそうです。
<レナード:>
We’ll be right back.((2人とも)すぐ書きますね)
rightには、「右」という意味や「正しい」という意味のほかに「すぐに」という意味もあるんですね。この表現もシットコムで良く聴きます。
<受付の女性:>
take your time. (ごゆっくり)
決まり文句です。こちらも海外ドラマで聞くことが多いセリフです。
<エレベーターに張ってある張り紙>
「Out Of ORDER!」(故障中)
ORDERには、「順番」や「注文」のほかに「秩序」という意味もあります。out of~は、~から飛び出している、~外のという意味なので、「秩序から飛び出てしまっている」=「故障している」という解釈ですね。
それでは、エピソード1についてはこの辺で。