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クローデット・コルベール

Claudette Colbert
概要

生年月日:1903年9月13日 フランスのサン=マンデ

没年月日:1996年7月30日(92才)

代表作:

或る夜の出来事」(共演:クラーク・ゲーブル、監督:フランク・キャプラ)

青髭八人目の妻」(共演:ゲーリー・クーパー、監督:エルンスト・ルビッチ)

ブームタウン」(共演:クラーク・ゲーブル、スペンサー・トレイシー)

ミッドナイト」(共演:ドン・アメチー、ジョン・バリモア)

受賞歴:

​・アカデミー賞 主演女優賞「或る夜の出来事

​・ゴールデングローブ賞 助演女優賞「グレンヴィル家の秘密」

​・ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム入り

結婚歴:

・映画監督で俳優のノーマン・フォスター(1928~1935:離婚)

・医者でUCLAメディカル校の頭頸部外科部長の男性(1935~1968:死別)

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可愛すぎて憎めないお転婆娘の役が似合う♪洗練されたキュートな女優
 

オーナーの一言

フランス生まれアメリカ育ちの女優クローデット・コルベールについて、あなたはどんなイメージを持ってますか?

自立心の強いおてんばな女性役や、夫を丸め込んでしまうような賢くて強い妻の役などを演じさせたらもう随一な女優と言っていいでしょう☆

クローデット・コルベールの映画を観ていると、可愛らしくて、何をしても憎めないキャラだなぁとつくづく感じます。

キャリアとしては、フランク・キャプラ監督がまだ駆け出しだった頃の映画「力漕一挺身」に出演して映画デビューをし、同じくフランク・キャプラ監督の映画「
或る夜の出来事」でアカデミー主演女優賞に輝いたという経歴を持っています。

ほかにも、エルンスト・ルビッチ監督や、セシル・B・デミル監督など数々の巨匠たちからも愛され、共演者としては、クラーク・ゲーブルやゲイリー・クーパー、スペンサー・トレイシーなどの大物スター達とタッグを組んでいます。

そうそう、日本が誇る国際的に活躍したイケメン俳優の早川雪洲とも映画「三人の帰宅」で共演していますよ!

ちなみに、​クローデット・コルベールの作品で私が一番大好きな作品ベスト3は、映画「
或る夜の出来事」と「ミッドナイト」、そして「青髭八人目の妻」の3作です♪

なお、クローデット・コルベールはアメリカ映画協会(AFI)が選出した「映画スター ベスト100」で、第12位でした☆
(ちなみに、1位はキャサリン・ヘプバーン、2位はベティ・デイヴィス、3位はオードリー・ヘプバーン)

ほぼ全出演作品リスト

ほぼ全出演作一覧

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1925年(22才の年) 舞台「A Kiss in a Taxi」(103公演に出演)
1925-26年(22-23才の年) 舞台「The Ghost Train」(61公演に出演)
1927年(24才の年) 舞台「The Barker」(221公演に出演)
1927年(24才の年) 映画「For the Love of Mike」(監督:
フランク・キャプラ、共演:ベン・ライオン)
1928年(25才の年) 舞台「Tin Pan Alley」(69公演に出演)
1929年(26才の年) 舞台「Dynamo」(50公演に出演)
1929年(26才の年) 舞台「See Naples and Die」(62公演に出演)
1929年(26才の年) 映画「The Hole in the Wall(壁の穴)」(監督
:ロバート・フローリー、共演:エドワード・G・ロビンソン)
1929年(26才の年) 映画「The Lady Lies(監督:ホバート・ヘンリー共演:チャーリー・ラグルス)
1930年(27才の年) 映画「The Big Pond(チウインガム行進曲)
(監督:ホバート・ヘンリー、共演:モーリス・シュヴァリエ)
1930年(27才の年) 映画「Young Man of Manhattan(恋愛四重奏)(監督:モンタ・ベル、共演:ジンジャー・ロジャース)
1930年(27才の年) 映画「Manslaughter(屠殺者)(監督:ジョージ・アボット、共演:フレドリック・マーチ)
1930年(27才の年) 映画「Mysterious Mr. Parkes(監督:ルイ・ガスニエ、共演:アドルフ・マンジュー)
1931年(28才の年) 映画「Honor Among Lovers(女の名誉)(共演:フレドリック・マーチ、ジンジャー・ロジャース)
1931年(28才の年) 映画「陽気な中尉さん(監督:エルンスト・ルビッチ、共演:モーリス・シュヴァリエ、ミリアム・ホプキンス)
1931年(28才の年) 映画「Secrets of a Secretary(女秘書の秘密)(監督:ジョージ・アボット、共演:ハーバート・マーシャル)
1931年(28才の年) 映画「His Woman(監督:エドワード・スローマン、共演:ゲイリー・クーパー)
1932年(29才の年) 映画「The Wiser Sex」(
共演:メルヴィン・ダグラス、フラチョット・トーン)
1932年(29才の年) 映画「The Misleading Lady(百米恋愛自由型)」(監督:スチュアート・ウォーカー、共演:エドマンド・ロウ)
1932年(29才の年) 映画「The Man from Yesterday」(監督:ベルトルト・ヴィアテル、共演:シャルル・ボワイエ)
1932年(29才の年) 映画「The Phantom President(お化け大統領)」(監督:ノーマン・タウログ、共演:ジョージ・M・コーハン)
1932年(29才の年) 映画「暴君ネロ」(監督:セシル・B・デミル、共演:フレドリック・マーチ、チャールズ・ロートン)
1933年(30才の年) 映画「Tonight Is Ours」(監督:スチュアート・ウォーカー、共演:フレドリック・マーチ)
1933年(30才の年) 映画「I Cover the Waterfront」(監督:ジェームズ・クルーズ、共演:ベン・ライオン)
1933年(30才の年) 映画「Three-Cornered Moon(三角の月)」(監督:エリオット・ニュージェント、共演:リチャード・アーレン)
1933年(30才の年) 映画「Torch Singer(ブルースを唄ふ女)」(監督:アレクサンダー・ホール、共演:リカルド・コルテス)
1934年(31才の年) 映画「Four Frightened People(恐怖の四人)」(監督:セシル・B・デミル、共演:ハーバート・マーシャル)
1934年(31才の年) 映画「或る夜の出来事」(監督:フランク・キャプラ、共演:クラーク・ゲーブル)
1934年(31才の年) 映画「クレオパトラ」(監督:セシル・B・デミル、共演:ヘンリー・ウィルコクソン、ウォーレン・ウィリアム)
1934年(31才の年) 映画「模倣の人生」(監督:ジョン・M・スタール、共演:ウォーレン・ウィリアム、ルイーズ・ビーヴァース)
1935年(32才の年) 映画「The Gilded Lily」(監督:ウェズリー・ラッグルズ、共演:フレッド・マクマレイ、レイ・ミランド)
1935年(32才の年) 映画「Private Worlds」(監督:グレゴリー・ラ・カヴァ、共演:シャルル・ボワイエ、ジョエル・マクリー)
1935年(32才の年) 映画「社長は奥様がお好き」(監督:グレゴリー・ラ・カヴァ、共演:メルヴィン・ダグラス)
1935年(32才の年) 映画「The Bride Comes Home」(ウェズリー・ラッグルズ、フレッド・マクマレイ、ロバート・ヤング)
1936年(33才の年) 映画「Under Two Flags」(監督:フランク・ロイド、共演:ロナルド・コールマン、ロザリンド・ラッセル)
1937年(34才の年) 映画「Tovarich」(監督:アナトール・リトヴァク、共演:シャルル・ボワイエ)
1937年(34才の年) 映画「I Met Him in Paris」(監督:ウェズリー・ラッグルズ、共演:メルヴィン・ダグラス、ロバート・ヤング)
1937年(34才の年) 映画「Maid of Salem」(監督:フランク・ロイド、共演:フレッド・マクマレイ)

1938年(35才の年) 映画「青髭八人目の妻」(監督:エルンスト・ルビッチ、共演:ゲーリー・クーパー、デヴィッド・ニーヴン)
1939年(36才の年) 映画「Zaza」(監督:ジョージ・キューカー、共演:ハーバート・マーシャル)
1939年(36才の年) 映画「ミッドナイト」(ミッチェル・ライゼン、ドン・アメチー、ジョン・バリモア、メアリー・アスター)
1939年(36才の年) 映画「It's a Wonderful World」(監督:W・S・ヴァン・ダイク、共演:ジェームズ・ステュアート)
1939年(36才の年) 映画「モホークの太鼓」(監督:ジョン・フォード、共演:ヘンリー・フォンダ)
1940年(37才の年) 映画「ブーム・タウン」(監督:ジャック・コンウェイ、共演:クラーク・ゲーブル、スペンサー・トレイシー)
1940年(37才の年) 映画「囁きの木陰」(監督:ミッチェル・ライゼン、共演:レイ・ミランド)
1941年(38才の年) 映画「Skylark(ひばり)」(監督:マーク・サンドリッチ、共演:レイ・ミランド)
1941年(38才の年) 映画「追憶」(監督:ヘンリー・キング、共演:ジョン・ペイン)
1942年(39才の年) 映画「パームビーチ・ストーリー(結婚五年目)」(監督:プレストン・スタージェス、共演:ジョエル・マクリー)
1943年(40才の年) 映画「So Proudly We Hail!」(マーク・サンドリッチ監督、ポーレット・ゴダード、ヴェロニカ・レイク)
1943年(40才の年) 映画「No Time for Love(淑女と拳骨)」(監督:ミッチェル・ライゼン、共演:フレッド・マクマレイ)
1944年(41才の年) 映画「君去りし後」(ジョン・クロムウェル、セルズニック、ジョゼフ・コットン、シャーリー・テンプル他)
1944年(41才の年) 映画「Practically Yours」(監督:ミッチェル・ライゼン、共演:フレッド・マクマレイ)
1945年(42才の年) 映画「Guest Wife(奥様の冒険)」(監督:サム・ウッド、共演:ドン・アメチー)
1946年(43才の年) 映画「Tomorrow Is Forever(離愁)」(監督:アーヴィング・ピッチェル、共演:オーソン・ウェルズ)
1946年(43才の年) 映画「Without Reservations(恋愛超特急)」(監督:マーヴィン・ルロイ、共演:ジョン・ウェイン)
1946年(43才の年) 映画「The Secret Heart(秘めたる心)」(監督:ロバート・Z・レナード、共演:ウォルター・ピジョン)
1947年(44才の年) 映画「The Egg and I(卵と私)」(監督:チェスター・アースキン、共演:フレッド・マクマレイ)
1948年(45才の年) 映画「Sleep, My Love(眠りの館)」(監督:ダグラス・サーク、共演:ロバート・カミングス、ドン・アメチー)
1949年(46才の年) 映画「Family Honeymoon(ママの新婚旅行)」(監督:クロード・ビニヨン、共演:フレッド・マクマレイ)
1949年(46才の年) 映画「Bride for Sale(花嫁売ります)」(監督:ウィリアム・D・ラッセル、共演:ロバート・ヤング)
1950年(47才の年) 映画「Three Came Home(三人の帰宅)」(監督:ジーン・ネグレスコ、共演:早川雪洲)
1950年(47才の年) 映画「The Secret Fury」(監督:メル・ファーラー、共演:ロバート・ライアン)
1951年(48才の年) 映画「Thunder on the Hill(丘の雷鳴)」(監督ダグラス・サーク、共演アン・ブライス、ロバート・ダグラス)
1951年(48才の年) 映画「結婚しましょう」(監督:リチャード・セイル、共演:マリリン・モンロー、ロバート・ワグナー)
1951年(48才の年) TV「The Jack Benny Program(ジャックベニー)」(シーズン1の第3話に出演)
1952年(49才の年) 映画「The Planter's Wife(マレー・ゲリラ戦)」(監督:ケン・アナキン、共演:ジャック・ホーキンス)
1954年(51才の年) 映画「Daughters of Destiny(運命)」(監督:クリスチャン=ジャック、共演ドラ・ドル)
1954年(51才の年) 映画「Royal Affairs in Versailles」(監督:サシャ・ギトリ、共演:サシャ・ギトリ)
1954-55年(51-52才の年) TV「The Best of Broadway」(シーズン1の第1話と第7話、共演:フレドリック・マーチなど)
1955年(52才の年) 映画「Texas Lady」(監督:ティム・フェーラン、共演:バリー・サリヴァン、レイ・コリンズ)
1955年(52才の年) TV「The Ford Television Theatre」(シーズン3の第14話と第30話に出演)
1955年(52才の年) TV「Climax!」(シーズン1の第21話と第24話に出演)
1955年(52才の年) TV「The Colgate Comedy Hour」(シーズン6の第9話に出演)
1955年(52才の年) TV「ロレッタ・ヤング・ショー」(シーズン3の第14話に出演)
1956年(53才の年) TV「Ford Star Jubilee」(シーズン10の第5話、共演:ローレン・バコール)
1956年(53才の年) TV「Robert Montgomery Presents」(シーズン8の第3話)
1956,1958年(53, 55才の年) TV「
The Steve Allen Show」(S2の第3話、S3の第31話、S4の第11話)
1956, 1959年(53, 56才の年) TV「What's My Line?」(シーズン8の第5話、シーズン11の第3話)
1957年(54才の年) TV「Playhouse 90」(シーズン1の第20話)
1957,1960年(54, 57才の年) TV「Dick Powell's Zane Grey Theatre」(シーズン2の第2話、シーズン5の第5話)
1957年(54才の年) TV「Telephone Time」(シーズン3の第13話)
1958年(55才の年) TV「Colgate Theatre」(シーズン1の第7話)
1958年(55才の年) TV「Suspicion」(シーズン1の第42話)
1958年(55才の年) TV「General Electric Theater」(シーズン6の第19話、シーズン6の第20話、共演:ロナルド・レーガン)
1958-60年(55-57才の年)舞台「The Marriage-Go-Round」(431公演に出演)
1959年(56才の年) TV「Frontier Justice」(シーズン2の第3話)
1959年(56才の年) TV映画「The Bells of St. Mary's」(1945年のイングリッド・バーグマン主演映画のテレビ映画化)
1961年(58才の年) 映画「Parrish(二十歳の火遊び)」(監督:デルマー・デイヴィス、共演:トロイ・ドナヒュー、カール・マルデン)
1963年(60才の年) 舞台「The Irregular Verb to Love」(115公演に出演)
1979年(76才の年) 舞台「The Kingfisher」(118公演に出演)
1981年(78才の年) 舞台「A Talent for Murder」(77公演に出演)
1985年(82才の年) 舞台「Aren't We All?」(93公演に出演)
1987年(84才の年) TV「The Two Mrs. Grenvilles」(全2話のテレビ番組。共演:アン=マーグレット
)
 
オーナー厳選作品

 
 
オーナー厳選作品のご紹介

 

クローデット・コルベール出演映画の中から、当サイトのオーナーがオススメする作品を、何本かご紹介します☆

まずは、フランク・キャプラ監督の映画「或る夜の出来事」(1934)です!

クローデット・コルベールが31才の年に公開された作品。

アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞の合計5部門をすべて制覇してしまった大人気作品です♪

監督は、映画「素晴らしき哉、人生!」や「スミス都へ行く」「或る夜の出来事」「我が家の楽園」などで知られるイタリア生まれのハリウッドを代表する巨匠フランク・キャプラです!

共演は、映画「風と共に去りぬ」などで知られるハリウッドを代表する大スター、クラーク・ゲイブル☆

本作では、クローデット・コルベールがとにかくお転婆で気の強い、だけどどこか抜けていて可愛らしいという、まさに典型的な彼女のキャラクターを世に知らしめた作品といえます!

 

クラーク・ゲーブルとの愛称も抜群ながら、ストーリーもキャプラ作品らしい非常に面白い仕上がりになっていて、作中に登場したジェリコの壁や、ドーナツをコーヒーに浸して食べる、生のにんじんをかじりながら運転する姿など様々な流行も生まれました。

ちなみに本作は2022年6月現在、アマゾンのプライム・ビデオで視聴できるようです。プライム会員は無料で観放題です。私もプライムビデオで観ましたよ☆

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2作目は、1939年(36才の年) の映画ミッドナイトです

監督は、映画「淑女と拳骨」「明日なき抱擁」「街は春風」などで知られるミッチェル・ライゼン。

 

共演は、映画「天国は待ってくれる」や「大逆転」「コクーン」などで有名なドン・アメチーや、

 

映画「グランド・ホテル」や「晩餐八時」などで知られ、ドリュー・バリモアの祖父にあたるジョン・バリモア、

 

そして、映画「偉大な嘘」や「マルタの鷹」「若草物語」などへの出演で知られるメアリー・アスターなどです。

クローデット・コルベールの憎らしいまでの機転のよさが可愛らしくて、最後までゲラゲラ笑えるコメディです。ドン・アメチーの演技も最高です。若い頃の彼は、どこかブラピに似ているなぁと感じました。

この作品を観た後は、元気を充電でき、ハングリー精神でもっと色んなことにチャレンジしてみよう!と思えました♪

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オススメ3作目は1938年(35才の年)映画「青髭八人目の妻です!

監督は、エルンスト・ルビッチです。ルビッチと言えば、ビリー・ワイルダー監督も尊敬していた巨匠で、代表作としては、映画「陽気な中尉さん」や「生活の設計」「天国は待ってくれる」「ニノチカ」「桃色の店」など多数あります。

共演者は、言わずもがなの大スター!ゲイリー・クーパーです。代表作は映画「オペラハット」「ヨーク軍曹」「真昼の決闘」など多数。ちなみに、ゲーリー・クーパーとクローデット・コルベールは1931年の映画「His Woman」でも共演していますね。

そして映画「八十日間世界一周」や「嵐が丘」「007 カジノ・ロワイヤル」などへの出演で知られるイギリス出身の俳優デヴィッド・ニーヴンも出演しています。

​本作は、気の強い妻、クローデット・コルベール VS やはり勝気な夫ゲイリー・クーパーとの夫婦対決が観られます(笑)ゲイリー・クーパーの純粋さが可笑しくて噴き出してしまうのに加えて、クローデット・コルベールの賢さが微笑ましい、とっても楽しく観られる映画ですよ♪

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オススメ4作目は1940(37才の年) の映画「ブーム・タウンです。

監督は映画「奇傑パンチョ」や「サラトガ」「無法街」などで知られるジャック・コンウェイで、共演はクラーク・ゲーブルと、スペンサー・トレイシーです!なんと豪華な3キャストでしょう☆

ストーリー自体もテンポよく展開されていくので飽きないです。この大スター2人を相手にヒロイン役を務められるのはクローデット・コルベールくらいなものでしょうね(笑)さすがです。

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このコーナーで紹介しきれなかった膨大な数の映画やTVドラマについては、下記にある予告編動画の紹介コーナーで探してみてくださいね!

ざっくり生い立ち

 

 

 

ざっくりと生い立ちをご紹介

1903年9月13日にフランス共和国のサン=マンデで生まれる

本名は、エミリー・クローデット・ショーショワンで、5才年上の兄がいます。

フランス人の父親と、イギリス人の母親との間に生まれました。

父親は投資銀行に勤めていましたが、右目の視力を失うという不幸にあい、仕事を辞めざるを得なくなります。

母親は、そんな父親のために様々な職業に就くなどして経済的な助けになろうと尽くし、新たなスタートをするため、一家でアメリカへ渡ろうと提案します。

1906年(3才の年)、アメリカ合衆国のニューヨーク州マンハッタンへ移住

一家でマンハッタンへ移住後、マンションの5階に住みます。ちなみに、このマンションにはエレベーターがなかったらしく、1922年までの間、毎日5階まで歩いていたから、自分は美脚になったのよと後にコルベール自身が語っています。

また、両親がクローデット・コルベールの本名を、正式にリリー・クローデット・ショ-ショワンに改名しています。

1912年(9才の年)、アメリカに帰化

アメリカで、父親が小さな銀行で働き口を見つけ、一家はアメリカ人として帰化します。

クローデット・コルベールは英語とフランス語の両方を話せるようになります。この頃の夢は画家になることでした。

1919年(16才の年)、初舞台を経験

15才の時に、教師からの勧めで初舞台を経験。しかし、引き続き、将来の夢は画家やファッションデザイナーになることでした。

その後、ファッションデザイナーになるために、婦人服店で働きながら専門学校に通います。

1923年(20才の年)、ブロードウェイ・デビュー

パーティーで知り合った作家から誘われて、端役でブロードウェイの舞台に出演。

 

なお、すでにステージネームとしては、高校の頃から使っていた「クローデット」に、母方の祖母の名前からとった「コルベール」をくっつけて「クローデット・コルベール」という女優名を使用し始めています。

1924年(21才の年)、舞台プロデューサーの目にとまる

当時コルベールはアメリカとイギリス両方の発音の英語を話せたため、舞台プロデューサーのA・H・ウッズの目にとまり、オファーを受けます。

1925年(22才の年)、父親が死去。

父親が死去。父親がなくなったのは58才の年でした。なお、1930年には祖母も死去しています。

1925~1929年(22~26才の年)、ブロードウェイで5年契約

A・H・ウッズという舞台プロデューサーと5年契約を結び、舞台「A Kiss in a Taxi」に出演すると、早速、2ヶ月に渡って103公演を上演するというヒットに恵まれます。

クローデット・コルベール自身は、この頃、名前がフランス人ぽいという理由から、よくフランスの娘役を与えられたが、それがあまり好きじゃなかったと言っています。

1927年(24才の年)、映画デビュー☆監督はフランク・キャプラ!

ブロードウェイ舞台「The Barker」での演技が批評家に高く評価され、なんと221公演も上演されました!

この作品で、翌年結婚することになる俳優ノーマン・フォスターと共演しています。

また、この年には、映画プロデューサーのリーランド・ヘイワードの目にとまり、映画「For the Love of Mike(力漕一挺身)」のヒロイン役に大抜擢され映画デビューします。

しかも、監督は巨匠フランク・キャプラ!共演は、映画「夜の看護婦」などにも出演したベン・ライオンでした

しかしながら、この作品はヒットせずに、フランク・キャプラ監督自身も失敗作であったと認めていたとか。ちなみに、サイレント映画で、残念ながら現在はフィルムが紛失してしまい見つかっていないとのこと。

1928年(25才の年)、パラマウント社と契約

パラマウント・ピクチャーズ社と契約を結びます。

また、この年には、アメリカの映画監督でもあり俳優でもあったノーマン・フォスターと結婚​。ノーマン・フォスターとは、前年のブロードウェイ舞台「The Barker」や、映画「Young Man of Manhattan(恋愛四重奏)」でも共演しています。

ただし、この結婚は、長年秘密にされてきたようです。そして、お互いに別々の家に住んでいたとか。クローデット・コルベールの人気が急上昇してきた頃だったので、営業的に営業がでないようにしたんでしょうかね??

​ちなみに、クローデット・コルベールはロサンゼルスで母親と同居していたそうなのですが、母親は結婚相手のノーマンを嫌っていて、家にあげなかったと言われているようです。

1929年(26才の年)

映画「The Hole in the Wall(壁の穴)」に出演して、映画「犯罪王リコ」「倒れるまで」「深夜の告白」などで知られる俳優のエドワード・G・ロビンソンと共演。

監督は、映画「モルグ街の殺人」などで知られるロバート・フローリーです。

映画「The Lady Lies」にも出演。この映画はヒットして興行収入的に成功を収めました。

監督は映画「姉妹小町」などのホバート・ヘンリーで、共演は映画「今晩愛して頂戴ナ」や「人生は四十二から」「赤ちゃん教育」「極楽特急」などで知られるチャーリー・ラグルスです。

1930年(27才の年)

映画「The Big Pond(チウインガム行進曲)に出演。監督は再びホバート・ヘンリーで、共演は後に映画「陽気な中尉さん」でもクローデット・コルベールと共演するフランス生まれの俳優で歌手のモーリス・シュヴァリエです。

映画「Young Man of Manhattan(恋愛四重奏)」にも出演。監督は映画「イバニエスの激流」や「美人帝国」のモンタ・ベルで、共演は映画「有頂天時代」「恋愛手帖」などで有名なジンジャー・ロジャースです。

また、この作品には、当時の夫だった俳優のノーマン・フォスターも出演しています。

映画「Manslaughter(屠殺者)」では、映画「ジキル博士とハイド氏」や「スタア誕生」「我等の生涯の最良の年」などで有名なフレドリック・マーチと共演して、評論家からも高い評価を得る。

監督は映画「くたばれ!ヤンキース」などのジョージ・アボット。

映画「Mysterious Mr. Parkes」では、チャップリン映画「巴里の女性」などで知られるアドルフ・マンジューと共演。

監督は映画「ポーリンの危難」や「拳骨」のルイ・ガスニエです。

1931年(28才の年)、人気スターたちとの共演

映画「Honor Among Lovers(女の名誉)」に出演。共演は、再びフレドリック・マーチ、そしてジンジャー・ロジャースという豪華キャスト!

映画「陽気な中尉さん」に出演。監督は巨匠エルンスト・ルビッチで、共演はフランス人俳優で映画「恋の手ほどき」や「昼下りの情事」等で知られるモーリス・シュヴァリエと、映画「虚栄の市」や「生活の設計」で知られる女優のミリアム・ホプキンスです。こちらもなかなか豪華なキャスティングですね!

さらに映画「Secrets of a Secretary(女秘書の秘密)」にも出演。監督ジョージ・アボット、共演は映画「月光の女」や「極楽特急」で知られるハーバート・マーシャル

そして映画「His Woman」に出演して、ゲイリー・クーパーと初共演を果たしています。監督は映画「フランダースの犬」などで知られるエドワード・スローマンで、興行成績的には、まずまずの成績を残しました。

1932年(29才の年)

映画「The Wiser Sex」に主演。共演は、映画「ニノチカ」や「チャンス」で有名なメルヴィン・ダグラスや、映画「戦艦バウンティ号の叛乱」などで知られる俳優のフラチョット・トーンです。

映画「The Man from Yesterday」にも出演して、映画「ガス燈」や「邂逅」などで有名なシャルル・ボワイエと共演。

 

映画「暴君ネロ」に出演。監督は大物プロデューサーのセシル・B・デミルで、共演は映画「ジキル博士とハイド氏」や「我等の生涯の最良の年」「スタア誕生」などで有名なフレドリック・マーチや、映画「戦艦バウンティ号の叛乱」や「人生は四十二から」「情婦」で知られる名優チャールズ・ロートンです。

​この作品への出演はクローデット・コルベールの人気を押し上げる1本となっただけでなく、大ヒット作品になりました。

1933年(30才の年)

映画「Tonight Is Ours」へ出演して、またまたフレドリック・マーチと共演。監督は、映画「百米恋愛自由型」でもタッグを組んだスチュアート・ウォーカーでした。

映画「I Cover the Waterfront」へ出演。監督は映画「幌馬車」などで知られるジェームズ・クルーズで、共演は、映画「夜の看護婦」などで知られ「力漕一挺身」で共演したベン・ライオンです。

映画「Three-Cornered Moon(三角の月)」へ出演。監督は映画「私の愛したブルネット」などで知られるエリオット・ニュージェントで、共演は映画「つばさ」への出演で有名なリチャード・アーレンです。

映画「Torch Singer(ブルースを唄ふ女)」へ出演。監督は映画「俺が法律だ」や「地上に降りた女神」のアレクサンダー・ホールで、共演は映画「マルタの鷹」のリカルド・コルテスです。

この年、もっとも興行成績の良かった女優として第13位にランクインします。また、パラマウント社と交渉して、別のスタジオの映画にも出演できるようになります。

1934年(31才の年)、フランク・キャプラ監督と再びタッグを組み大ヒット☆アカデミー主演女優賞を受賞!

映画「Four Frightened People(恐怖の四人)」へ出演。

監督はセシル・B・デミルで、共演は映画「月光の女」「偽りの花園」のハーバート・マーシャル。

映画「或る夜の出来事」で再びフランク・キャプラ監督とタッグ!

共演は大スターのクラーク・ゲーブルで、この映画は大ヒットしました!配給はパラマウントではなく、コロンビア映画社です。

クローデット・コルベールは最初、この映画への出演を渋っていたそうですが、スタジオのほうで彼女の貸し出しを当時の5万ドル(約500万円)で承諾。

結果として、この映画は、アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞の他、クラーク・ゲイブルはアカデミー主演男優賞に輝き、そして、クローデット・コルベールはアカデミー主演女優賞を受賞しました!

さらに映画「クレオパトラ」にも出演。

監督はセシル・B・デミルで、共演は映画「模倣の人生」でも共演するヘンリー・ウィルコクソンや、映画「十字軍」などにも出演しているウォーレン・ウィリアムです。

本作は、この年の一番興行収入の高かった作品の1本になりました!

映画「模倣の人生」へ出演。

監督は、映画「哀愁の湖」などで知られるジョン・M・スタールで、共演は映画「クレオパトラ」でも共演したウォーレン・ウィリアムや、映画「ベル・スター」や「スイング・ホテル」にも出演しているルイーズ・ビーヴァースです。

この作品も大ヒットしました!

なお、1934年に出演した映画「或る夜の出来事」「クレオパトラ」「模倣の人生」の3作は、いずれもアカデミー作品賞にノミネートされています!同じ1年の間に出演した作品が3作もノミネートされたという女優は、クローデット・コルベールただ1人だそうです!

なお、2022年6月現在、プライム会員ならAmazonプライム・ビデオで上記3作はすべて無料で観ることができました!

 

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1935年(32才の年)、ますます人気女優に!

もっとも稼いでいる女優ランキングで、第6位にランクイン!

一方、​私生活では1928年に結婚したノーマン・フォスターと離婚。約7年間の結婚生活にピリオド。

しかし同年、アリゾナ州で医師の男性と結婚。このドクターは後にUCLAメディカル・スクールの教授になりました。

クローデット・コルベールは、なんとこの男性にプレゼントとして、小型飛行機を贈ったという逸話を残しています!

2人は北カリフォルニアに牧場を購入し、乗馬を楽しんでいたそうです。2度目の結婚生活では1968年に夫が病死するまで連れ添い、約33年間続きました。

また、この時期のクローデット・コルベールの愛車は、リンカーン・コンチネンタルと、フォード・サンダーバードだったそうです!どちらも大きくてカッコイイですね☆

 

さらに、同じカリフォルニア州には週末になると利用していた別荘も所有しており、また、フランス南東部にはコテージも借りていたそうです。1960年代には、有名人気建築家のフランク・ロイド・ライトがデザインした家を売り、ビバリーヒルズに移り住んでいます。

映画「The Gilded Lily」に出演。監督は映画「妾は天使ぢゃない」や「シマロン」で知られるウェズリー・ラッグルズで、共演は、映画「深夜の告白」や「アパートの鍵貸します」で知られるフレッド・マクマレイや、映画「ダイヤルMを廻せ!」や「失われた週末」などで有名なレイ・ミランドです。

映画「Private Worlds」に出演。監督は映画「襤褸と宝石」や「ステージ・ドア」などで有名なグレゴリー・ラ・カヴァで、共演は、映画「邂逅」や「ガス燈」などで有名なシャルル・ボワイエや、映画「海外特派員」などで知られるジョエル・マクリーです。

 

クローデット・コルベールはこの作品の演技が評価されて、アカデミー主演女優賞にノミネートされました。(2度目のノミネート)

映画「社長は奥様がお好き」に出演。監督は、再びグレゴリー・ラ・カヴァで、共演は、映画「ニノチカ」などへの出演で知られるメルヴィン・ダグラスです。

映画「The Bride Comes Home」に出演。監督は、再びウェズリー・ラッグルズで、共演も、再びフレッド・マクマレイ、そして、人気TVドラマシリーズ「パパは何でも知っている」などで知られるロバート・ヤングです。

 

1936年(33才の年)、最も高額ギャランティの女優

クローデット・コルベールは、パラマウント社との契約を新たに結び最も高額なギャランティの女優となりました。

余談ですが、クローデットの身長は165cmです。

 

また、顔の右側に子供の頃に鼻を骨折した際にできた小さな傷跡があったため、特に顔のアップを撮影する際などは、左側からの撮影を要望していたとのことです。

​それだけではなく、自身が指定したカメラマンの起用も強く要望していたらしく、もしもそれらの要望のせいで撮影予算がオーバーしてしまった際には、自分のギャラをカットしてもいいとまで主張していたというから驚きのこだわりぶりですね!

なお、自身でも照明や撮影技術について学び、納得いくまでこだわっていたそうです。

​この年には、映画「Under Two Flags」に出演。監督は、映画「カヴァルケード」や「戦艦バウンティ号の叛乱」フランク・ロイドで、共演は映画「心の旅路」ヒゲがトレードマークのロナルド・コールマンや、映画「ヒズ・ガール・フライデー」への出演などで知られるロザリンド・ラッセルです。

1937年(34才の年)

映画「Tovarich」に出演。監督は映画「追想」などで有名なアナトール・リトヴァクで、共演は映画「邂逅」や「ガス燈」などで知られるシャルル・ボワイエです。

映画「I Met Him in Paris」に出演。監督は、映画「シマロン」のウェズリー・ラッグルズで、共演は、映画「ニノチカ」のメルヴィン・ダグラスや、TV「パパは何でも知っている」のロバート・ヤングです。

映画「Maid of Salem」に出演。監督は、またまたフランク・ロイドで、共演は、映画「深夜の告白」のフレッド・マクマレイです。

1938年(35才の年)

映画「青髭八人目の妻」に出演。監督は巨匠エルンスト・ルビッチで、共演は、大スターのゲーリー・クーパー、そして映画「八十日間世界一周」のデヴィッド・ニーヴンです。脚本にはビリー・ワイルダーも参加していて、私も大好きな作品の1つです♪

1939年(36才の年)

映画「Zaza」に出演。監督は、映画「マイ・フェア・レディ」などで知られる巨匠ジョージ・キューカーで、共演は映画「月光の女」「偽りの花園」などで知られるハーバート・マーシャル。

映画「ミッドナイト」に出演。監督は、映画「街は春風」などで知られるミッチェル・ライゼンで、共演スターは、映画「天国は待ってくれる」や「コクーン」などで有名なドン・アメチー、ドリュー・バリモアの祖父としても知られる映画「グランドホテル」などへの出演で有名なジョン・バリモア、そして映画「偉大な嘘」や「マルタの鷹」などで知られるメアリー・アスターです。

 

映画「It's a Wonderful World」に出演。監督は、映画「第三の影」や「影なき男」のW・S・ヴァン・ダイクで、共演は、映画「素晴らしき哉、人生!」や「裏窓」「スミス都へ行く」などの名優ジェームズ・ステュアートです。クローデット・コルベールは彼と共演していたんですね!

 

映画「モホークの太鼓」に出演。クローデット・コルベール初のカラー映画出演となります!しかし、この頃はまだ新しい技術として知られていたカラー作品では、自分のカメラ写りがよくないのではないかと心配し、白黒作品を好んでいたそうです。

 

監督は、映画「捜索者」や「荒野の決闘」で知られるジョン・フォードで、共演は、映画「レディ・イヴ」「十二人の怒れる男」などで有名なヘンリー・フォンダです。

ちなみに、この頃には、CBS放送で人気だったラジオドラマシリーズにも数話出演しています。​

1940年(37才の年)、フリーの女優となり一番稼いでいた時期

パラマウント社との契約更新を断り、フリーの女優となり、ギャランティをかなり稼げるようになります。

この頃のクローデット・コルベールは、1本の映画に出演するごとに当時の15万ドル(約1500万円)のギャラをとれるほどにまで人気を得ていたようです。

映画「ブーム・タウン」に出演。

監督は、映画「無法街」などでのジャック・コンウェイ。

共演は、映画「風と共に去りぬ」で有名な大スター、クラーク・ゲーブルと映画「ある夜の出来事」以来の共演を果たす。

そしてもう1人、映画「招かれざる客」や「花嫁の父」などで知られる名優スペンサー・トレイシーも共演!

 

豪華なキャスティングが実現して、この年、一番興行成績のよかった映画になります!

映画「囁きの木陰」に出演。

監督は、映画「ミッドナイト」でも組んだミッチェル・ライゼン。

共演は、映画「ダイヤルMを廻せ!」や「失われた週末」などで知られるレイ・ミランドです。

この「囁きの木陰」は、アカデミー原案賞を受賞しました。

また、クローデット・コルベールは後に、出演した映画作品の中でも、特に好きな1本だと公言しています。

1941年(38才の年)

映画「Skylark(ひばり)」に出演。監督は、映画「コンチネンタル」などのマーク・サンドリッチで、共演はまたまたレイ・ミランドです。

映画「追憶」に出演。監督は、映画「キリマンジャロの雪」や「慕情」「陽はまた昇る」などで知られるヘンリー・キングで、共演は、映画「三十四丁目の奇蹟」などへの出演で知られるジョン・ペインです。

1942年(39才の年)

映画「パームビーチ・ストーリー(結婚五年目)」に出演。監督は、映画「レディ・イヴ」などで知られるプレストン・スタージェスで、共演は、映画「海外特派員」などへの出演で知られるジョエル・マクリーです。

1943年(40才の年)、ポートレット・ゴダードと険悪な仲に

映画「So Proudly We Hail!」に出演。監督は、映画「コンチネンタル」のマーク・サンドリッチ。

共演は、チャップリンの元妻で、チャップリン映画「モダン・タイムス」や「独裁者」にヒロイン役で出演したポーレット・ゴダードや、映画「奥様は魔女」などで知られるヴェロニカ・レイクです。

クローデット・コルベールは、いつもはプロフェッショナルに徹しているのですが、めずらしくこの撮影中はポーレット・ゴダードとケンカばかりしていたようで、2人は犬猿の仲になってしまったそうです。

映画「No Time for Love(淑女と拳骨)」に出演。監督は、映画「ミッドナイト」のミッチェル・ライゼンで、共演は、映画「深夜の告白」のフレッド・マクマレイです。

1944年(41才の年)、名プロデューサーのセルズニックからオファー

前年に出演した映画「So Proudly We Hail!」での演技を観て、大物プロデューサーのデイヴィッド・O・セルズニックからオファーを受け、映画「君去りし後」に出演。この映画は大ヒットを記録して、アカデミー作曲賞を受賞。

クローデット・コルベールは、惜しくも受賞は逃しましたが、アカデミー主演女優賞にノミネートされました。(3度目のノミネート)

監督は、映画「痴人の愛」や「アンナとシャム王」などで知られるジョン・クロムウェルで、製作は、セルズニック。

共演は、映画「市民ケーン」や「第三の男」のジョゼフ・コットンや、子役として有名な、後に外交官にまでなった名士のシャーリー・テンプル、そして映画「慕情」への出演で知られるジェニファー・ジョーンズなどです。

余談ですが、監督のジョン・クロムウェルの息子は俳優で、映画「アイ,ロボット」やTVドラマ「24 -TWENTY FOUR-」などへの出演で知られるジェームズ・クロムウェルですよ。

映画「Practically Yours」に出演。監督は、映画「ミッドナイト」のミッチェル・ライゼンで、共演は、映画「深夜の告白」のフレッド・マクマレイです。

1945年(42才の年)

映画「Guest Wife(奥様の冒険)」へ出演。監督は、映画「チップス先生さようなら」や「誰が為に鐘は鳴る」で有名なサム・ウッドで、共演は「ミッドナイト」でも組んだドン・アメチーです。

1946年(43才の年)

映画「Tomorrow Is Forever(離愁)」に出演。監督は、映画「月世界征服」などで知られるアーヴィング・ピッチェルで、共演は、映画「市民ケーン」などで知られるオーソン・ウェルズです。

映画「Without Reservations(恋愛超特急)」に出演。監督は、映画「若草物語」や「哀愁」で知られるマーヴィン・ルロイで、共演は、映画「捜索者」や「勇気ある追跡」などで多数の西部劇で知られるジョン・ウェインです。

映画「The Secret Heart(秘めたる心)」に出演。監督は、映画「巨星ジーグフェルド」などで知られるロバート・Z・レナードで、共演は、映画「ミニヴァー夫人」や「わが谷は緑なりき」への出演で知られるウォルター・ピジョンです。

この年の3作も、すべて商業的に成功を収めています!特に恋愛超特急は大ヒットを記録しています。

1947年(44才の年)

映画「The Egg and I(卵と私)」に出演。監督は、映画「殺人目撃者」などで知られるチェスター・アースキンで、共演は、映画「深夜の告白」のフレッド・マクマレイです。

​この作品は大ヒットして大きな成功を収め、この年の興行成績第2位の映画となりました。

1948年(45才の年)

映画「Sleep, My Love(眠りの館)」に出演。監督は、映画「悲しみは空の彼方に」などで知られるダグラス・サークで、共演は、映画「ダイヤルMを廻せ!」などへの出演で知られるロバート・カミングスや、またまたドン・アメチーです。

1949年(46才の年)

映画「Family Honeymoon(ママの新婚旅行)」に出演。監督は、映画「淑女と拳骨」や「輝ける百合」の脚本も手がけたクロード・ビニヨンで、共演は、映画「深夜の告白」のフレッド・マクマレイです。

映画「Bride for Sale(花嫁売ります)」に出演。監督は、映画「荒野の三悪人」などで知られるウィリアム・D・ラッセルで、共演は、TV「パパは何でも知っている」のロバート・ヤングです。

この作品は評判が良かったとのこと。

​また、翌年に公開された映画「イヴの総て」のマーゴ・チャニング役をオファーされて引き受けることにしていたのですが、背中を痛めてしまったために出演を断念。代役として、5才年下の演技派女優ベティ・デイヴィスがマーゴ・チャニング役を引き受け、ベティ・デイヴィスの代表作となりましたね!また、「イヴの総て」はアカデミー賞 作品賞を受賞しました。

1950年(47才の年)

映画「Three Came Home(三人の帰宅)」に出演。監督は、映画「百万長者と結婚する方法」や「タイタニックの最期」で有名なジーン・ネグレスコで、共演には、千葉県出身の俳優でアメリカで成功した日本人俳優の早川雪洲などがいます!

​こちらの作品も高評価を得ました。

映画「The Secret Fury」に出演。監督は、オードリー・ヘプバーンの元夫のメル・ファーラー(オードリーとは1954年に結婚)で、共演は、映画「史上最大の作戦」などへの出演で知られるロバート・ライアンです。

ちなみに、Wikipediaによると、この頃のクローデット・コルベールはドクターストップがかかっていて午後5時以降は働くことができない状態だったそうです。過労でしょうかね?それとも、前年にケガをした背中のためでしょうかね?

1951年(48才の年)

映画「Thunder on the Hill(丘の雷鳴)」に出演。監督は、映画「悲しみは空の彼方に」などのダグラス・サークで、共演は、映画「ミルドレッド・ピアース」などで知られるアン・ブライスや、映画「ドン・ファンの冒険」のロバート・ダグラスなどです。

映画「結婚しましょう」に出演。監督は、映画「二十七人の漂流者」や「彼女は二挺拳銃」のリチャード・セイルで、共演は、なんとブレイク直前のマリリン・モンローや、TV「スパイのライセンス」などで知られバーバラ・スタンウィックと交際していたこともあるとされる俳優のロバート・ワグナーなどです。

また、テレビシリーズ「The Jack Benny Program(ジャックベニー)」にゲスト出演。シーズン1の第3話に出演しました

1952年(49才の年)、ヨーロッパ映画にも出演

1950年代前半は、税金対策も兼ねてヨーロッパの国々を旅行して回りながら、何本かのヨーロッパ映画にも出演しています。

イギリス映画「The Planter's Wife(マレー・ゲリラ戦)」に出演。

監督は、映画「素晴らしきヒコーキ野郎」などで知られるイギリスの映画監督ケン・アナキンで、共演は、映画「ピラミッド」や「ベン・ハー」「戦場にかける橋」などに出演しているイギリスの俳優ジャック・ホーキンスです。

1954年(51才の年)

フランス・イタリア合作映画「Daughters of Destiny(運命)」に出演。

監督は、イタリアの映画監督マルチェロ・パリエーロで、共演は、映画「激しい季節」などで知られるフランスの女優エレオノラ・ロッシ=ドラゴなどです。

映画「Royal Affairs in Versailles」に出演。

監督は、ロシア生まれのフランスの映画監督サシャ・ギトリで、共演は、映画「天井桟敷の人々」で有名なジャン=ルイ・バローなどです。

​この作品は、クローデット・コルベートが唯一出演したフランス映画監督の映画になります。

また、1954-55年(51-52才の年)には、 TV「The Best of Broadway」へゲスト出演。(シーズン1の第1話と第7話)このドラマでは、フレドリック・マーチなどと共演しています。

1955年(52才の年)、テレビシリーズへの出演が多くなる

映画「Texas Lady」に出演。

監督は、映画「怒りの夜明け」などで知られるティム・フェーランで、共演は、映画「四十挺の拳銃」などへの出演で知られるバリー・サリヴァンや、映画「コロラド」や「善人サム」「偉大なるアンバーソン家の人々」などへの出演で知られるレイ・コリンズなどです。

この頃に、テレビ局のCBSと契約を結んで、数本のテレビ番組への出演を果たします。​

TVシリーズ「The Ford Television Theatre」へゲスト出演。(シーズン3の第14話と第30話に出演)

TV「Climax!」へゲスト出演。(シーズン1の第21話と第24話に出演)

TV「The Colgate Comedy Hour」へゲスト出演。(シーズン6の第9話に出演)

TV「ロレッタ・ヤング・ショー」へゲスト出演。(シーズン3の第14話に出演)

1956年(53才の年)

​この年に、第28回アカデミー賞のホストを務めています。

TV「Ford Star Jubilee」へゲスト出演(シーズン1の第5話)。なんと映画「百万長者と結婚する方法」や「オリエント急行殺人事件」などで知られるローレン・バコールと共演したようです。

TV「Robert Montgomery Presents」へゲスト出演(シーズン8の第3話)。

1956と1958年(53, 55才の年)TV「The Steve Allen Show」へゲスト出演(S2の第3話、S3の第31話、S4の第11話)。

1956と1959年(53, 56才の年)TV「What's My Line?」へ出演(シーズン8の第5話、シーズン11の第3話)。

 

この番組は、目隠しをした回答者たちの質問に、答えて、自身が誰かを推理してもらうというバラエティ番組です。これまでに様々な著名人たちが出演しています。

1957年(54才の年)

TV「Playhouse 90」へゲスト出演。(シーズン1の第20話)

1957,1960年(54, 57才の年) TV「Dick Powell's Zane Grey Theatre」へゲスト出演(シーズン2の第2話、シーズン5の第5話)

TV「Telephone Time」へゲスト出演。(シーズン3の第13話)

1958年(55才の年)

TV「Colgate Theatre」へゲスト出演。(シーズン1の第7話)

TV「Suspicion」へゲスト出演。(シーズン1の第42話)

TV「General Electric Theater」へゲスト出演。(シーズン6の第19話、シーズン6の第20話、共演は元アメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンなどです)

そして、この年、ブロードウェイへ再びカムバックして、1958-60年(55-57才の年)に舞台「The Marriage-Go-Round」へ出演。

 

なんと431公演というロングランを記録するヒット作品になり、クローデット・コルベールもトニー賞最優秀女優賞にノミネートされました。(受賞は惜しくも逃す)

私生活では、この年にアメリカで有名な百貨店シアーズの相続人の連れ子でもある、裕福な画家で写真家の女性と知り合います。

​2人は仲の良い女友達として9年間も付き合いがあり、旅行にいったりしていたそうなのですが、なんとニューヨークにペントハウスまで借りていたというから驚きです。

さらに、1960年代にクローデット・コルベールがカリブ諸島にある独立国のバルバドスに家を購入した際には、なんと隣に家を購入しています。ちなみに、二人の友情は恋愛関係なのではないかと噂されたそうですが、クローデット・コルベールはこれを否定しています。

1959年(56才の年)

TV「Frontier Justice」にゲスト出演。(シーズン2の第3話)

TV映画「The Bells of St. Mary's」に出演。こちらの作品は、1945年のイングリッド・バーグマン主演映画「聖メリーの鐘」のテレビ映画化になります。

1961年(58才の年)

映画「Parrish(二十歳の火遊び)」に出演。監督は、映画「ハリウッド玉手箱」や「折れた矢」「縛り首の木」などで知られるデルマー・デイヴィスで、共演は、映画「避暑地の出来事」などで知られるトロイ・ドナヒューや、映画「欲望という名の電車」などで知られるカール・マルデンなどです。

この作品がクローデット・コルベールの最後の出演映画となりました。

1963年(60才の年)

ブロードウェイ舞台「The Irregular Verb to Love」に出演。115公演続くロングランでヒットを記録!

1968年(65才の年)

クローデット・コルベールは1960年代に、カリブ諸島にある独立国バルバドスに邸宅を購入。この時、上記で紹介した裕福で仲良しだった女友達も隣に家を購入しています。

しかし、クローデット・コルベールの夫が病に倒れたのをきっかけに、この女友達と口論するなど9年間続いた友情が壊れてしまったと言われています。

そして、長年連れ添った夫が病死。約33年間の結婚生活でした。

ちなみに、クローデット・コルベールは数年間に渡って、バルバドスの家で過ごしたり、ニューヨークのマンハッタンにある家で過ごしたりという生活を送っていたようです。

1970年(67才の年)

クローデット・コルベールの母親が他界。

1971年(68才の年)

クローデット・コルベールの5才年上の兄が他界。この兄は、一時期クローデット・コルベールのマネジメント・エージェントを務めていたこともありました。

1978-1979年(75-76才の年)

ブロードウェイ舞台「The Kingfisher」に出演。(118公演に出演)

共演は、映画「マイ・フェア・レディ」で有名なレックス・ハリソンです!

1981年(78才の年)

ブロードウェイ舞台「A Talent for Murder」(77公演に出演)に出演

1985年(82才の年)

ブロードウェイ舞台Aren't We All?」(93公演に出演)に出演。

こちらも共演は、映画「マイ・フェア・レディ」で有名なレックス・ハリソンです!

1987年(84才の年)

TV「The Two Mrs. Grenvilles」に出演。全2話のテレビ番組。共演は、映画「バイ・バイ・バーディー」や「ラスベガス万才」などで知られるスウェーデン出身の女優アン=マーグレットです。

この作品で、クローデット・コルベールはゴールデングローヴ賞助演女優賞を受賞!また、エミー賞助演女優賞にもノミネートされました。

ちなみに、自伝本は書かないのかと聞かれ、「私はこれまで幸福な人生を過ごしてきたの。だから特に話して聞かせるような物語はないのよ」と語っていたそうです。

1996年(93才の年)

バルバドスの家にて死去。享年92才。

バルバドスの家では、コックを2人とハウスキーパーを1人雇っていたとのこと。

クローデット・コルベールには​子供がいなかったため、推定3億5000万円程の財産は家も含めて長年の友人だったヘレンという女性に贈られたそうです。

このヘレンは、サックス・フィフス・アベニューというマンハッタンにある高級百貨店の関連会社(?)の元取締役を務めた人物で、1961年にクローデット最後の出演映画「二十歳の火遊び」の撮影現場で会って以来の付き合いだそうです。1970年前後はヘレンと仲良く過ごすことが多かったとか。

ちなみに、バルバドスの邸宅は、その後、ゲフィンレコードやドリームワークスSKGの創設者として有名なデイヴィッド・ゲフィンに約2億円で購入されています。

それと、亡き兄の娘でクローデット・コルベールにとっての姪にあたる女性にも遺産として1500万円相当を遺すと同時に、夫が勤めていたUCLA大学にも信託財産を約1000万円程度遺したようです。また、バルバドスで雇っていたハウスキーパーの女性にも約750万円を遺したとのこと。

トリビア動画

 
 
 
トリビア動画

 

代表作の1つ、映画「或る夜の出来事」での1シーン(1934年:31才の年)↓

 

代表作の1つ、映画「或る夜の出来事」での1シーン(1934年:31才の年)↓

 

フランク・キャプラ監督のAFI生涯功労賞受賞の際のお祝いスピーチ(1982年:79才の年)↓

 

ヨーロッパでも人気のクローデット・コルベール。そういえば彼女はフランス語もしゃべれましたね↓

おすすめグッズ

 

 

 

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写真やポスターが中心です。中にはサイン入りのものもあるかも!?

予告編 動画集

 

 

 

映画予告編動画

代表作を新しい作品順に並べています。全作品網羅ではないです。本国版の動画を多くしています。


↓当サイト「すごスタ図鑑」のYouTubeチャンネルに「クローデットコルベールのすべて」という動画をUPしました♪内容は、この特集ページの内容をギュッと凝縮したものになっています☆

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