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世界の高級チョコレート一覧まとめ
“人生は、チョコレートとアイスクリームで出来ている”
突然ですが、世界の3大チョコレート大国といえばどこの国かご存知ですか?
スイス、ベルギー、フランスです。
スイスには、チョコレートの元祖であり今なお頂点に君臨するリンツがあります。
ベルギーには、ゴディバをはじめとする王室ご用達の8ブランドがあります。
フランスには、パティスリー界のピカソと称えられているピエール・エルメ・パリ。
この10ブランドを知るだけでも、世界の人気ショコラ ブランドのトップ10の中から、お気に入りのチョコレートを選べることになります♪
バレンタインデーやホワイトデーだけでなく、クリスマスや自分へのご褒美、あるいは女性へのプレゼントとしても大人気のチョコレート☆そんな時の参考になれば嬉しいです。
あと、日本の人気有名ブランドも紹介しておきますね!
※このページの最終更新日は2020/03/01です。情報は更新時のものです。
■ベルギー王室御用達のベスト8チョコレート
まずは競合ひしめくチョコレートブランドのメッカであるベルギーから♪
ベルギーがチョコレートで有名だなんて、ちょっと意外な国だと思ったかもしれません。でも、日本でも世界でも人気なゴディバはもちろん、ガレーやヴィタメールといった世界的有名店も実はベルギーのチョコレートなんです!
歴史的にも古く、19世紀前半にベルギーで初めてカカオ豆からココアパウダーを作る製法が発明されて、それ以降チョコレートがヨーロッパに広まったと伝えられています。
ベルギー王室御用達という審査の大変厳しい称号まで存在していて、5年に一度、再審査が行われているんです。2018年時点での合格ブランドは以下8つだけ。
・ゴディバ
・ピエール・マルコリーニ
・ガレー
・ヴィタメール
・レオニダス
・マリー
・ヴァンデンダー
・ノイハウス
さらに上記8つの合格ブランドに加えて、もう1つ、ナポレオン宮殿を改造した店舗が有名な、世界の5大ショコラティエに選出されたこともあるチョコレートラインもオマケで紹介!
ゴディバ(GODIVA)
ベルギー王室御用達ブランドの1つ。
もはや世界の高級チョコレートの代名詞ともいうくらい味、人気ともに高いレベルを維持していて、誰にプレゼントをしても喜ばれる超有名ブランドの1つでしょう。
日本でもかなり知名度あり、2020年のバレンタインデーの日に公式サイトで店舗検索ページみたら297店舗もありました!日本だけですよ!?とんでもなく多いですね(日本進出は1972年)。
全世界となると一体どのくらい店舗があるんでしょう。Wikipediaによると2014年の時点で80カ国、450店舗以上の直営店があるとのことです。恐るべしゴディバ・・・。
創業は、1926年にベルギーの首都ブリュッセルで、ジョセフ・ドラップスという方が「ショコラトリー・ドラップス」という店名でスタートしました。初めは名前が違ったんですね。自宅の地下室からのスタートだったみたい。
社名をゴディバに改めたのは、1945年からで、由来はイングランドの伝説に登場するゴディバ夫人からきています。そのため、シンボルマークも実はゴディバ夫人が裸で馬に乗っているというものになっています。
ゴディバ(ゴダイヴァ)夫人の伝説とは、イングランドの横暴な領主であった夫を諌めて町民を救うために、夫から無理難題を言い渡された結果、裸になって馬に乗り街中を走るという理不尽なことでもやってのけた情け深い夫人の伝説です。
史実ではないようですが、その際、町民は感謝の気持ちから誰一人夫人の姿を見ないようにしていたのに、トムという男だけが覗き見していたということから、ピーピング・トムというのが覗き見をする人の代名詞になったとか。そして、レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘をうけ、店名をゴディバと冠したそうです。
ちなみにこれだけ大規模展開しているゴディバですが、実は1972年にアメリカの食品企業キャンベル・スープ・カンパニーに買収され、現在は2007年からトルコの食品会社傘下に入っています。なんででしょうね?独立して経営できないのかな~?
定番商品は、ゴールド コレクションでしょう♪
そのさらに豪華版が、グランプラスで数が多くBOXが豪華になります。
ちなみに、私が初めて食べて感動したのはゴディバのレジェンデールトリュフでした。チョコレートの中にチョコレートクリームが入っているやつですね。
さらに、最近デパートなどでよく見かけるショコリキサーというチョコレートドリンクもすごくリッチな味わいで美味しいですよ♪あとは、チョコレートのソフトクリームや、マカロンショコラなどもあります。
ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)
ベルギー王室御用達ブランドの1つ。
大人のための甘さ控えめなチョコレートから、アイスクリーム、エクレアまで計算しつくされた様々な商品は、まさにアートの域!
銀座店は行列ができる時も。世界中のカカオ探しがライフワークで自分の足で飛び回っているそう♪
ガレー(Galler)
ベルギー王室御用達ブランドの1つ。
砂糖控えめのカラフルなチョコレートバーが有名で、見た目もステキです♪
創業者のジャン・ガレーはフランス、スイスで修行した後なんと21歳という若さで独立しています。
ヴィタメール(WITTAMER)
ベルギー王室御用達ブランドの1つ。
なんと1990年頃まではベルギーでも本店1店舗のみの営業しか許さず、目の届く範囲でしか販売しなかったこだわりブランド!
アンリ・ヴィタメールという方が1910年にベルギーの首都ブリュッセルにあるサブロン広場という、今では人気観光スポットになっている場所に本店を開いたことから創業スタートしたそうです。
ただ、公式サイトには、アンリ・ヴィタメールという方は2代目社長と書いてもあります。親子で同名なのかな??
1910年というとチャップリンやアインシュタインの時代ですね。もう100年以上の歴史があるという事になります。
日本では公式サイトを見る限り、関東と関西に20店舗以上あるみたい。
というか、驚きなのが、Wikipediaによると2007年の時点ですが、ベルギー本国以外で店舗を出店しているのは世界で唯一日本のみらしいです!
コンセプトは「選び抜かれた最高の素材で仕上げたおいしさを目の届く範囲だけに届けたい」というもの。
ちなみに、ベルギー王室御用達の中でも老舗的存在で、王室の特別イベントの際にはヴィタメールが使われているということです。
ちなみに現在は3代目にあたるポール・ヴィタメールさんが仕切っているようです。
ぜひ、ベルギーの本店でも食べてみたいですね☆
ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)
ヴォーグ誌から「パティスリー界のピカソ」と称され、2016年には「世界のベストレストラン 50アカデミー」で<世界の最優秀パティシエ賞>を受賞しています。
同業のパティシエたちからも尊敬されている存在で、パリ、ロンドン、東京、香港、マカオなど世界中に店舗があります。
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■日本の有名な人気チョコレートブランド
外国ブランドだけでなく、日本ブランドのチョコレートもご紹介しておきましょう。
輸入物だけでなくメイド・イン・ジャパンのチョコも良いものですよね★
さらに、健康に配慮されている砂糖不使用のチョコレートというものまであり人気ですので、カカオマジックやパレドオールも、ご紹介しておきます!
ロイズ(ROYCE’)
札幌にある日本の人気チョコレート会社。「ヨーロッパに負けないチョコレートをつくりたい」という想いで1987年に創業。
生チョコレートの詰め合わせはあまりにも有名ですね♪ホワイトチョコレートや、抹茶味なんかもあります♪
Cacao ∞ Magic(カカオマジック)
京都にある小さいながら、ものすごく技術力のあるショコラブランドさんです。健康に良いチョコレート作りを目指しているようです!
48度以下で作るローチョコレートというものにこだわっています。
ローチョコレートとは、48度以上になると食べ物に含まれる酵素や栄養素が壊れてしまうため、それを壊さない製法で作られたチョコレートのこと。
カカオ本来の食物繊維やカルシウム、タンパク質などの栄養素を摂取することが可能なんです。
さらにさらに、白砂糖や動物性乳製品は使わず、アガベやココナッツシュガーで甘みを出しているみたい。すごい!
レオニダス(leonidas)
ベルギー王室御用達ブランドの1つ。
こくのある100%ココアバターのチョコレートが特徴で、ホワイトベースの大粒商品が一番人気♪
実はギリシャ人の創設者レオニダス氏がアメリカで修行した後、ベルギーで結婚&開業してます。
レオニダスの中でも日本人に一番人気があるのは、オランジェットという商品になります。
オランジェットは、細切りにした砂糖漬けのオレンジの皮がビターチョコレートの中に詰まっているというもの。独特ですよね。大人向けのチョコという感じ。
ただ、世界的に人気No.1の商品は「マノンカフェ」だそうです。
秋~春の限定販売で「コーヒー風味のフレッシュクリームフィリングにプラリネフィリングのミックスとヘーゼルナッツを丸ごとトッピング」と公式サイトに書いてあり、まるでケーキのようなお味なんだそう!
試してみたい一品です♪
ちなみに日本店舗は、東京だけでも現在10店舗以上出店しているようで、全国的に展開しています。
マリー(Mary)
ベルギー王室御用達ブランドの1つ。
残念ながら、まだ日本ではまだ2店舗のみの模様。
東京の千代田区紀尾井町にあるホテルニューオータニ内に1店舗2019年からオープンしているそうです。
あとは、京都の祇園に1店舗あります。
ただし公式サイトにオンラインストアのページがあります。まだAmazonでは見たことがないです。
でもバレンタインデーなどの特別期間には、大手百貨店などで発売されることもあるようです。
ただし、その時には「マリー」という名前ではなく、「マダム・ドリュック (Madame Delluc)」という名前で販売されるので要注意!
美味しいのはもちろん、女性らしいメルヘンなパッケージデザインも大人気です♪
あ、ちなみにロッテグループ傘下のメリー (Mary’s)とは、まったく別の会社です。
ヴァンデンダー(Van Dender)
ベルギー王室御用達ブランドの1つ。
残念ながらまだ日本では購入ができないようです。時期によって大手百貨店などで販売されないですかね~。
実はオーナーは、スイス、フランス、そして日本でも修行を積んだというからビックリです。
日本で手に入らない理由の1つは、1店舗経営ということに大変こだわっている職人さんのため、日本未出店となっているからなんですね。
惑星のような柄のプラリネは、アーティスティックでカワイイと評判です!
ノイハウス(Neuhaus)
ベルギー王室御用達ブランドの1つ。
1857年創業で、なんとジャン・ノイハウスという創業者が、プラリネを発明したんだとか。
プラリネとは、簡単に言うとナッツとお砂糖を混ぜてペースト状にしたもので、よく丸いチョコレートの中に入っています。
ちなみに中に詰め物をした一口サイズのチョコレートのことをボンボンショコラと呼びますが、これもノイハウスが発明しています。1912年に3代目店主のジャン・ノイハウス・ジュニアが最初に作ったのだそうです。
さらに、この3代目の奥さんはバロタンボックスといって、今で言うチョコレートボックスを発明しています。すごい・・・!
最初は薬局からスタートしたノイハウスもやはりベルギーの首都ブリュッセルから創業しています。
リンツと同様、現代のチョコレートの歴史にものすごく貢献しているブランドの1つですね。
日本でも伊勢丹、三越、高島屋など、全国の大手デパートで購入できるみたいです。
公式サイトを見ると、2019年に日本再上陸とありますね。以前上陸したけど、いったん買えなくなっていた状態が続いていたんですね。今は購入できるとのことでラッキー☆
チョコレートライン(The Chocolate Line)
世界の5大ショコラティエとして選出☆
日本ではなかなか見かけませんが、大丸松坂屋など一部の大手デパートで購入ができるようです。
ショコラティエは、ドミニク・ペルソーネという男性で、彼の作るチョコレートは、カレー味やわさび味などもあるということで大変話題になりました。
なんと、店舗は元々ナポレオン宮殿だった建物を改造してつくったそうです。
さらに、マヤ文明の遺跡が残っている場所にカカオ農園を持っていたりと何かとメディアを賑わわせているアート気質な方のようです。
■スイスの有名な人気チョコレートブランド
チョコレートといえば、やはりスイス製というのが一番有名で人気ではないでしょうか?
そんなスイスの中でもひときわ歴史のある人気ブランドのリンツをご紹介!
日本はもちろん世界中で絶賛されてるリンツですが、実は現在の甘くトロけるようなミルクチョコレートを19世にロドルフ・リンツという人が発明しました。この人こそリンツの創設者です。
リンツ(Lindt)
スイス、そして世界を代表する高級チョコレートブランド♪
リンツは1879年にロドルフ・リンツさんによって、世界で初めてコンチングと呼ばれる手法を発明したことから一躍、世界的な大人気チョコレートブランドへ成長を遂げました!
コンチングは、それまでザラザラとしていたチョコレートの舌ざわりをなめらかにすることを可能とした手法だそうです♪
よくスイスのチョコレートは世界一と言われますが、スイスn中でも特に老舗のリンツチョコレートは、もう世界一美味しいと思います♪
リンツドールというのが看板商品で、丸いボールにようなチョコレートの中にちょうど良い具合にとろけたチョコレートが詰まっているものです。
リンツ店舗は世界中にたくさんありますが、日本でも全国に50店舗前後はあります。
カフェもあったりしますので公式サイトで検索できますので、ぜひ一度言ってみてください♪
ちなみに、商品は店舗以外でも、公式サイトのオンラインストアや、Amazonでも購入できますよ♪
■フランスの有名な人気チョコレートブランド
フランスには、たくさんのチョコレート専門店があります。また、年間チョコレート消費量は、なんと日本の約3倍ものなんだそうです。
そして、カカオ成分の割合が高い、どちらかと言えばビターなチョコレートが好まれているみたいです。脂質や糖分が気になる方には良いかもですね♪
CHOCOLATIER PALET D’OR
ショコラティエ パレ ド オール
大阪・東京に店舗をもつ、関西発のチョコレート専門店です。
こちらもショコラも健康志向で、砂糖を不使用で美容にも良いハチミツとメープルシロップを使って甘さを引き出しているそうです!
生クリームよりは豆乳を使用し、バターではなくゴマ油を使っているのだとか!
新しく都内(丸の内)にもキレイな店舗が出来て、お持ち帰りも店内での飲食も可能みたい。
また、ショコラ作りをカカオ豆の加工から手がける「アルチザン パレド オール」というブランドも2014年にスタートしています。
日本酒を使った「獺祭(ダッサイ)」というチョコレートも話題です。