日本の繊細な和菓子を楽しむ時、とっても贅沢な気分に浸れます。
なんとなく、カラフルな派手さや甘ーい味、ボリュームが魅力の洋菓子に比べて、もっと奥深く繊細なバランスの上に成り立っている計算され尽くされたお菓子という感じがしますよね。
伝統ある日本のスイーツをどどんとご紹介してますので、ご参考になれば幸いです☆
※このページの最終更新日は2020/03/01です。情報は更新時のものです。
和三盆・羊羹(ようかん)
あずき(小豆)と寒天から作られていますが、寒天の量が多いのが水羊羹(みずようかん)、少ないのが煉羊羹(ねりようかん)ですね。ねりようかんにいたっては、なんと常温でも1年以上保存できるものも多く、保存食としても重宝されているとのこと。もともとは中国からきたお菓子みたいですね。
そして、抹茶と良く合う和三盆ですが、香川や徳島県の特産物で江戸時代には高級菓子として人気を博したそうです。
とらや(株式会社虎屋)
なんと室町時代に、京都で創業したという和菓子屋「とらや」です。歴史があります。
あの武将たちも食べたのかなんて想いが巡り感慨深いですね。
代表商品は、ようかんで、竹皮包にくるまれていて高級感があります。「夜の梅」と「おもかげ」がとくにオススメ!
日本を代表する和菓子の総本家という感じでしょうか^^
オンラインショップのほか、主要商品が買える直営店だけでも全国に11店舗もあります。(都内と、京都、そしてパリにも!)
販売店や喫茶など全店舗含めると北海道から九州まで、なんと84店舗も展開しているんですね!海外は現在パリのみです。
おまんじゅう
こちらも元々は中国から伝来してきたもので、後に日本風にアレンジされていった蒸し菓子ですね。和菓子は意外と中国からの伝来してきたものが多いんですね!
饅頭にもたくさん種類がありますよね、焼き饅頭、蒸し饅頭、酒饅頭、栗饅頭、利休饅頭、揚げ饅頭などなど、多種多様です。面白いのは、行事やシチュエーションに合わせて、いただく饅頭が異なるという点です。それだけ日本の文化とつながりがあるという歴史ある食べ物なのかもしれませんね。
ここでは日本三大まんじゅうの内のオススメ2つと、大好きな名古屋名物をご紹介しています!
両口屋是清(りょうごくやこれきよ)
名古屋の老舗和菓子屋です。江戸時代1634年から続いているというからこちらも伝統がありますね。
看板商品は、焼菓子の詰め合わせで、こだわりの餡をふんわり・しっとりとした香りの良い焼皮に合わせた「千なり」や、まろやかな風味の皮と甘く美味しい餡が合わさった「よも山」、アクセントのごまがきいている、愛らしい形の「旅まくら」、そして砂糖引きをほどこした香ばしい玉子皮が特徴の「志なの路」などがおすすめです♪
→ Amazonや公式オンラインサイトなどからも購入可能です。
たい焼き・どら焼き・大判焼き
たい焼きというとお祭りの屋台や、露店で買うイメージがありますが、皆さんはいかがでしょう。もtもとは江戸時代に生まれたと言われている大判焼き(今川焼き)の派生商品として明治時代から流行し始めたのがたい焼きなんだそうです。
どら焼きはドラえもんの大好物ですが、名前の由来の一説には打楽器のドラに似ているからというものもあるようです。江戸時代にはきんつばに近い菓子で餡もむき出しに近かったらしいのですが、ホットケーキに影響されて現代のふっくらとしたカステラ生地に変化してったようです。
浪花家総本店(なにわやそうほんてん)
童謡「およげ!たいやきくん」のモデルにもなった麻布十番の明治42年(1909年)からある有名店です。
創業者の神戸清次郎さんという方が大阪出身だったことからこの店名になったのだとか。
出来たてのたい焼きは「都内たいやき御三家」の1つと謡われていて、パリッとした薄皮の中にしっぽまであんこが詰まっています。また、お持ち帰りにはたい焼きでなく「たい焼き最中」をオススメしています☆
鯛焼きのほかにも焼きそば、お汁粉、あんみつ、かき氷などが店内で食べられるようになっています。
なんと食べログで3.81という高評価がついています!
松葉屋(まつばや)
石川県の小松市というところに本店がある老舗の和菓子屋さんです。ここの栗蒸しようかんは、どこの羊羹ランキングでも必ずといっていいほどTOP3に入っていますね。
看板商品の「月よみ山路」という栗むし羊羹は、いろんな方から絶賛されています。とにかく栗がめいっぱい詰まっているので、どこから切っても栗!です(笑)
甘さ控えめの餡は、ほのかに竹の香りがする上品な1品になっています。
なんと、嘉永五年(1852)からの創業とのことですから江戸時代末期から続いている歴史のあるお店なんですね~☆
本店のある小松市というのは金沢市のもっと南の位置にありまして、小松空港から程近いので飛行機で行く方にとっては便利かもしれません。
ただし、石川県まで行かなくても北は北海道から南は九州までたくさんの取り扱い店があるようです。
舟和(ふなわ)
東京都の浅草にある老舗の和菓子屋さんです。明治35年(1902年)創業ということで、なかなかの老舗ですね☆
一番の人気商品は、「芋ようかん」で、この商品も色んなランキングでTOP3に入ってくる常連商品として有名です。
素晴らしいことに着色料・保存料・香料を一切使用していないそうです!そのまま食べてもおいしいですし、トースターやフライパンで焦げ目をつけて焼き芋ようかんとして食べるのもオススメだとか♪
直営店は都内だけでも10店舗以上あるうえ、取り扱い店舗は伊勢丹、三越、高島屋など全国にかなりの数存在しています。
公式サイトからもオンライン購入できますし、Amazonでも購入可能です。
塩瀬総本家(しおせそうほんけ)
東京都の築地にある超老舗のお饅頭屋さんです。なんと、貞和5(1349)年(室町時代)からの創業になります!670年以上前ですね。
もちろん、おまんじゅうだけでなく和菓子全般売ってますが、なんとこのお店は、日本で初めてお饅頭を作ったといわれているお店として有名なんです!
林淨因(りんじょういん)という中国の方が日本に渡ってきて奈良でおまんじゅうを売り始めたのが元々だとか。
その後、江戸時代には東京に移っており、織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康など数々の名将たちに愛されていたというから驚きです。
看板商品は、「志ほせ饅頭」という一口薯蕷(じょうよ)饅頭です。甘さ控えめの餡がたっぷり詰まっている老舗の銘菓。このまんじゅうをあの英雄たちも食べたのかと想うと浪漫がありますね。
公式オンラインショップもありますし、Amazonでも購入可能です。また、実店舗は大丸東京店や日本橋高島屋などでも扱っているようです。
お団子
もともとは神様に捧げるお餅を丸めたものが発祥といわれているみたいですが、お団子は歴史がかなり古く、平安時代にはもう存在していたようです。なんと!
昔は保存食として重宝されていたようですので、砂糖なしで醤油をかけて食べることももちろんあります。室町時代までは、団子(だんす)と呼ばれていたんだそうですよ。面白い♪
大手饅頭伊部屋(おおてまんじゅういんべや)
岡山県にある老舗のおまんじゅう屋さんです。こちらも古く天保八年(1837年)創業とのこと。江戸時代にあたりますね。
看板商品は「大手まんぢゅう」で、北海道産小豆をつかって丁寧にじっくりと蒸上げており、甘酒の香りがする上品な一品なんだそう♪
日本三大まんじゅうの1つと謡われています。
公式オンラインサイトや、Amazonからも購入できますし、実店舗は岡山だけでなく日本全国で取り扱っています。都内だと三越や高島屋で購入できるようです☆
塩野(しおの)
東京は赤坂にある和菓子屋さん。有名人や政界の人達にも愛されてきたお店だという評判で、たくさんの方が高評価をしています。
ただしAmazonなどオンラインでは購入できず、公式オンラインンショップも、取り扱い店舗などもありません。
そのため食べたいと思ったら実際に赤坂の店舗までいくしかありません。
ここの「どら焼き」を挙げる方が多いのですが、なぜか公式サイトではどら焼きが載っておらず謎です(笑)実際に訪れてみるのが良いですね!人によってはハチミツが入っているとか寒天のようなものが入っているという餡も気になるところです。
こちらは当サイトでも実際に食べたらBlogに載せますのでお楽しみに♪
ちなみにどら焼き以外にも、栗羊羹や最中、大判焼きなど人気の和菓子がそろっています。
追分だんご本舗(おいわけだんごほんぽ)
東京の新宿にある大人気おだんご屋さん。もうどのサイトでもTOPに挙げている人がたくさんいるくらい有名なお店です。
食べログでも3.71と高評価で、写真をみるとちょっと想像とちがう感じで見た目もフォトジェニックな感じで美味しそうです♪
人的にはこしあん団子の上に苺が乗っているお団子や、きなこあん団子が食べてみたいなぁ~☆
おだんごが食べられるのは新宿にある2店舗のみで、Amazonなどの通販や取り扱いショップはないようです。
羊羹とわらび餅であれば、公式オンラインショップから購入できます。
ちなみに新宿の実店舗ではあんみつやカキ氷なども食べられますYO。
カステラ
ポルトガルから伝来して進化したお菓子ですね。一説にはスペインの焼き菓子からきているのではないかという説もあるそうです。
どちらにしろ、日本では長崎県が本場とされていて、江戸時代から創業しているお店がいくつかあります。ハイカラな和菓子というイメージカステラ♪あなたは有名な人気店のカステラのうちいくつ食べたことがあるでしょうか?☆
茂助だんご(もすけだんご)
築地にある老舗の甘味処です。
初代・福田茂助(ふくだもすけ)の手によって明治三十一年に誕生したお店。
看板商品は、なんといっても茂助だんごです。こし餡、つぶ餡、そして醤油味の串ダンゴ♪
北海道産の小豆を契約農家から取り寄せるなど、素材にこだわっているとのこと。
現在、築地本店では、あんみつやお汁粉、最中、お餅などさまざまな料理を堪能できるようです。
主に関東圏、それもほぼ都内ですが、取り扱い店はたくさんあり、高級スーパーマーケットの紀ノ国屋や、三越伊勢丹、横浜タカシマヤなどでも購入できます。
また、公式オンラインショップでは、ドラ焼きやモナカが購入可能。残念ながらAmazon等では購入でいないみたいです。
福砂屋(ふくさや)
本場長崎の老舗カステラ屋さんで、底がザラメ使用となっている職人こだわりの手作り感ある高級カステラとなっています☆
1624年(寛永元年)の創業以来、一貫してミキサーを使わず、すべて手づくりによる製法にこだわっている職人技が作り出すカステラは絶品です。
添加物を一切使用しない厳選材料を用いて丁寧につくられているとのこと。粉を少なくして卵と砂糖の配分量を多くした「五三焼カステラ」も創案しています。文明堂のカステラがパサパサしているのに対して、福砂屋のカステラはしっとりしているのはこのためなんですね♪
ちなみに、福砂屋は「カステラ本家」を商標登録している長崎の三大カステラ店の1つです。
嬉しいことにAmazonでも購入できるようです。カラフルで小さな箱に2つずつカステラが入っている「フクサヤ キューブ」は特にお土産として人気です。
松翁軒(しょうおうけん)
こちらも長崎県の老舗で、「カステラ元祖」を名乗っている長崎三大カステラのうちの1つです。創業は江戸中期の1681年。
毎朝、契約農家から直送してもらう卵を使い、水飴は国内産の餅米飴を使用しているというこだわりぶりです。
また、初めてチョコレートを加えたカステラ「チョコラーテ」を作り出したのも松翁軒なんだとか。
また、卵黄を増やして、その分、卵白を減らし砂糖も増量して、生地のしっとり感をより濃くかもし出した長崎カステラの「五三(ごさん)焼カステラ」は評判の1品です。
Amazonでは売っていませんでしたが、公式オンラインショップで購入可能です。