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フレデリック・ショパンの楽曲一覧

■ショパン全作品一覧(Op.年代順)

Op66以降は死後に発表されたものです。ショパンを1809年生まれとしています。

1825年(16才) Op1 ロンド ハ短調

1827年(18才) Op2 モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」『お手をどうぞ』による変奏曲

 別名:ラ・チ・ダレム変奏曲。

 ロベルト・シューマンが「諸君、帽子を脱ぎたまえ! 天才だ」と絶賛した曲。

1831年(22才) Op3 序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調

 チェロとピアノのための室内楽曲

1828年(19才) Op4 ピアノソナタ第1番 ハ短調

 ウィーンの出版業者トビアス・ハスリンガーが出版しなかったためOp4とされている。

1826年(17才) Op5 マズルカ風ロンド ヘ長調

 出版されたのは1828年。別名:ロンド・ア・ラ・マズール。当初は作品番号なしで出版。

1830-32年(21-23才) Op6 4つのマズルカ

 第1番 嬰ヘ短調
 第2番 嬰ハ短調
 第3番 ホ長調
 第4番 変ホ短調

1830-32年(21-23才) Op7 5つのマズルカ

 第5番 変ロ長調・・・マズルカの中でも最も有名な曲とされている
 第6番 イ短調
 第7番 ヘ短調
 第8番 変イ長調
 第9番 ハ長調

1828年(19才) Op8 ピアノ三重奏曲ト短調

 ピアノ三重奏曲とは、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの三重奏による楽曲

1831年(22才) Op9 3つの夜想曲

 出版されたのは1832年。カミーユ・プレイエルの妻マリーに献呈

 第1番 変ロ短調
 第2番 変ホ長調・・・ノクターンの中で最も有名な曲とされている
 第3番 ロ長調

1830-32(21-23才) Op10 12の練習曲(エチュード)

 別名:エチュード。フランツ・リストに捧げられ、2人が知り合うきっかけになった。

 第1番 ハ長調
 第2番 イ短調
 第3番 ホ長調 別れの曲
 第4番 嬰ハ短調
 第5番 変ト長調 黒鍵
 第6番 変ホ短調
 第7番 ハ長調
 第8番 ヘ長調
 第9番 ヘ短調
 第10番 変イ長調
 第11番 変ホ長調
 第12番 ハ短調 革命

1830年(21才) Op11 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調

 この曲は難易度が高いということでも有名ですね。見せ場が多くてカッコ良すぎ!

1833年(24才) Op12 華麗なる変奏曲

 

1828年(19才) Op13 ポーランド民謡による大幻想曲 イ長調

 ピアノと管弦楽のための楽曲

1828年(19才) Op14 ロンド・クラコヴィアク ヘ長調

 正式名称:演奏会用大ロンド「クラコヴィアク」。別名:ロンド・ア・ラ・クラコヴィアク

 ピアノと管弦楽のための楽曲

1830-33年(21-24才) Op15 3つの夜想曲

 第4番 ヘ長調
 第5番 嬰ヘ長調
 第6番 ト短調

1833年(24才) Op16 ロンド 変ホ長調

 生徒の教材として書かれた曲である可能性が高いそうです。

1832-33年(23-24才) Op17 4つのマズルカ

 第10番 変ロ長調
 第11番 ホ短調
 第12番 変イ長調
 第13番 イ短調

1831-32年(22-23才) Op18 ワルツ 変ホ長調「華麗なる大円舞曲」

 ワルツ第1番(初めて出版されたショパンのワルツ)

 ショパンは当時のウィーン音楽の花形的存在だったワルツに不満を抱いていました。

 仕方なく書いたワルツで成功を収めているからすごい(笑)

1833年(24才) Op19 ボレロ ハ長調

 複数の調性が存在するポロネーズ風ボレロ

1835年(26才) Op20 スケルツォ第1番 ロ短調

 中間部でクリスマス・キャロル「眠れ、幼子イエス」の変奏が組み込まれています

1829年(20才) Op21 ピアノ協奏曲第2番

 実はピアノ協奏曲第1番よりも早く完成していたショパン初の協奏曲。

 ショパンの危篤時に病床まで駆けつけた女性といわれているデルフィナ・ポトツカ伯爵夫人に献呈

1830-35年(21-26才) Op22 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

 管弦楽とピアノによる楽曲

1835年(26才) Op23 バラード第1番 ト短調

 ショパン初のバラード

 シューマンがショパンの曲の中で一番好きだった曲です

1833年(24才) Op24 4つのマズルカ

 第14番 ト短調

 第15番 ハ長調

 第16番 変イ長調

 第17番 変ロ短調

1835-37年(26-28才) Op25 12の練習曲

 第1番 変イ長調「エオリアン・ハープ」または「牧童」
 第2番 ヘ短調
 第3番 ヘ長調
 第4番 イ短調
 第5番 ホ短調
 第6番 嬰ト短調
 第7番 嬰ハ短調
 第8番 変ニ長調

 第9番 変ト長調「蝶々」
 第10番 ロ短調
 第11番 イ短調「木枯らし」
 第12番 ハ短調「大洋」

1835年(26才) Op26 2つのポロネーズ

 第1番 嬰ハ短調
 第2番 変ホ短調

1835年(26才) Op27 2つの夜想曲

 第7番 嬰ハ短調
 第8番 変ニ長調

1838-39年(29-30才) Op28 24の前奏曲

 第1番 ハ長調
 第2番 イ短調
 第3番 ト長調
 第4番 ホ短調
 第5番 ニ長調
 第6番 ロ短調
 第7番 イ長調
 第8番 嬰ヘ短調
 第9番 ホ長調
 第10番 嬰ハ短調
 第11番 ロ長調
 第12番 嬰ト短調
 第13番 嬰ヘ長調
 第14番 変ホ短調
 第15番 変ニ長調
「雨だれ」
 第16番 変ロ短調
 第17番 変イ長調
 第18番 ヘ短調
 第19番 変ホ長調
 第20番 ハ短調
 第21番 変ロ長調
 第22番 ト短調
 第23番 ヘ長調
 第24番 ニ短調

1837年(28才) Op29 即興曲第1番 変イ長調

1837年(28才) Op30 4つのマズルカ

 第18番 ハ短調
 第19番 ロ短調
 第20番 変ニ長調
 第21番 嬰ハ短調

1837年(28才) Op31 スケルツォ第2番 変ロ短調

 ショパンのスケルツォの中で一番有名。

 映画「楽聖ショパン」でも重要な役割を果たした曲。

1837年(28才) Op32 2つの夜想曲

 第9番 ロ長調
 第10番 変イ長調
・・・1907年にバレエ音楽として編曲されたことでも有名

1838年(29才) Op33 4つのマズルカ

 第22番 嬰ト短調
 第23番 ニ長調
 第24番 ハ長調
 第25番 ロ短調

1835-38年(26-29才) Op34 3つの華麗なる円舞曲

 第2番 変イ長調
 第3番 イ短調
 第4番 ヘ長調
「猫のワルツ」

1837年(28才) Op35 ピアノソナタ第2番 変ロ短調「葬送行進曲付き」

 日本では一部の旋律がゲームオーバーの音として使用されている

1839年(30才) Op36 即興曲第2番 嬰ヘ長調

 

1838-39年(29-30才) Op37 2つの夜想曲

 第11番 ト短調
 第12番 ト長調

1839年(30才) Op38 バラード第2番 ヘ長調

 ロベルト・シューマンに献呈された

1839年(30才) Op39 スケルツォ第3番 嬰ハ短調

18年(才) Op40 2つのポロネーズ

 第3番 イ長調「軍隊」

 第4番 ハ短調・・・ユリアン・フォンタナに献呈

1838-39年(29-30才) Op41 4つのマズルカ

 第26番 嬰ハ短調
 第27番 ホ短調
 第28番 ロ長調
 第29番 変イ長調

1840年(31才) Op42 ワルツ 変イ長調

 ワルツ第5番

1841年(32才) Op43 タランテラ 変イ長調

1841年(32才) Op44 ポロネーズ 嬰ヘ短調

 ポロネーズ第5番

1841年(32才) Op45 前奏曲 嬰ハ短調

 前奏曲第25番

1841年(32才) Op46 演奏会用アレグロ イ長調

 ショパンはこの曲を友人宛の手紙で「協奏曲のアレグロ」と呼んでいた。

 上記のことから「ピアノ協奏曲第3番」として演奏するピアニストもいる難解曲。

1841年(32才) Op47 バラード第3番 変イ長調

 ショパンが愛読した詩人アダム・ミツキェヴィチの詩にインスパイアされた曲とされる

1841年(32才) Op48 2つの夜想曲

 第13番 ハ短調
 第14番 嬰ヘ短調

1841年(32才) Op49 幻想曲 ヘ短調

 リストによれば曲中の複雑な速度設定はショパンとサンドの対立を描写しているという

1842年(33才) Op50 3つのマズルカ

 第30番 ト長調
 第31番 変イ長調
 第32番 嬰ハ短調

1842年(33才) Op51 即興曲第3番 変ト長調

1842-43年(33-34才) Op52 バラード第4番 ヘ短調

 弟子のシャーロット・ド・ロスチャイルド夫人に献呈された

1842-43年(33-34才) Op53 ポロネーズ第6番変イ長調

 別名:英雄ポロネーズとして有名な1曲

1842-43年(33-34才) Op54 スケルツォ第4番 ホ長調

1842-44年(33-35才) Op55 2つの夜想曲

 第15番 ヘ短調・・・弟子のジェーン・スターリング嬢に献呈
 第16番 変ホ長調・・・上記同様、弟子のジェイン・スターリング嬢に献呈

1843-44年(34-35才) Op56 3つのマズルカ

 第33番 ロ長調
 第34番 ハ長調
 第35番 ハ短調

1844年(35才) Op57 子守歌 変ニ長調

 もともとは変奏曲というタイトルの曲だったらしいです

1844年(35才) Op58 ピアノソナタ第3番 ロ短調

 ノアンにあるジョルジュ・サンドの住居で作曲された曲

1845年(36才) Op59 3つのマズルカ

 第36番 イ短調
 第37番 変イ長調
 第38番 嬰ヘ短調

1845-46年(36-37才) Op60 舟歌 嬰ヘ長調 

1846年(37才) Op61 ポロネーズ 変イ長調「幻想」

 ポロネーズ第7番・・・フランツ・リストが「芸術の域を超えている」と評した曲

1846年(37才) Op62 2つの夜想曲

 第17番 ロ長調
 第18番 ホ長調・・・生前に発表した最後の夜想曲

1846年(37才) Op63 3つのマズルカ

 第39番 ロ長調
 第40番 ヘ短調
 第41番 嬰ハ短調

1846-47年(37-38才) Op64 3つのワルツ

 第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」・・・超有名な曲ですよね
 第7番 嬰ハ短調
 第8番 変イ長調

1845-46年(36-37才) Op65 チェロソナタ ト短調

 生前に発表・出版された最後の作品

(これ以降は遺作

1834年(25才) Op66 即興曲第4番 嬰ハ短調

 ショパンの死後1855年、友人のユリアン・フォンタナの手が加えられた形で出版された

1835,46,49年(26,37,38才) Op67 4つのマズルカ

 第42番 ト長調
 第43番 ト短調
 第44番 ハ長調
 第45番 イ短調

1827,30,49年(18,21,40才) Op68 4つのマズルカ

 第46番 ハ長調
 第47番 イ短調
 第48番 ヘ長調
 第49番 ヘ短調

1829,35年(20,26才) Op69 2つのワルツ

 第9番 変イ長調「別れのワルツ」・・・1835年に恋人マリア・ヴォジンスカの家を去る際に作曲したワルツ
 第10番 ロ短調

1829,32,42年(20,23,33才) Op70 3つのワルツ

 第11番 変ト長調
 第12番 ヘ短調
 第13番 変ニ長調

1827-29年(18-20才) Op71 3つのポロネーズ

 第8番 ニ短調
 第9番 変ロ長調
 第10番 ヘ短調

1829年(20才) Op72-1 夜想曲 ホ短調

 夜想曲第19番

1829年(20才) Op72-2 葬送行進曲 ハ短調

1827年(18才) Op72-3 3つのエコセーズ

 第1番 ニ長調
 第2番 ト長調
 第3番 変ニ長調

1826年(17才) Op73 ロンド ハ長調

 ピアノ独奏曲と、ピアノ2台用の作品版の2種類の版がある

1826年(17才) Op74 17の歌曲

 第1曲 乙女の願い
 第2曲 春
 第3曲 濁れる水
 第4曲 遊び(第1、2稿)
 第5曲 どこで会いましょう
 第6曲 私の見えぬところに
 第7曲 使者
 第8曲 可愛い若者
 第9曲 メロディ
 第10曲 闘士
 第11曲 2人の死
 第12曲 私の愛しい人
 第13曲 憂い
 第14曲 指環
 第15曲 花婿
 第16曲 リトアニアの歌
 第17曲 枯葉よ

1838年(29才) Op74-2b 春(アンダンティーノ) ト短調

 ピアノ独奏用編曲

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